永谷正樹のなごやめし生活

「なごやめし」について書き綴ります。

記録と記憶。

料理人が腕をふるった料理は、 味覚のみならず、 視覚や嗅覚、聴覚、触覚と 五感で感じる究極の芸術である。 私はそう思っている。 では、写真とはいったい何なのか? 愛する人を写した写真には、 2人で過ごした日々、 楽しかったことも 苦しかったことも そ…

品格を、磨く。

「ナガヤさんは超大物のライターということにしてありますから、クライアントの前ではそれっぽく振る舞ってください」 ある飲食店の広告の仕事に携わっていたとき、発注元にそう言われたことがある。いや、冗談じゃなくてマジで。そりゃたしかに、私は大物で…

僕の「幸福論」。

HDDにある過去に書いた原稿を探していたら、懐かしい文章を見つけた。今からちょうど4年前、大学で講師をしていた頃に書いたものだ。2015年11月29日、この日は最後の授業。私は学生たちに以下の文章を贈った。 ちなみに私が担当していたのは、雑誌や新聞など…

家族旅行。

一昨日、仕事場でテレビを観ながら原稿を書いていたときのこと。フジテレビ『ザ・ノンフィクション』をやっていた。この番組、名古屋ではO.A.されていない。が、たまに日曜日の昼過ぎとかに再放送されることがあり、何度か見たことがある。たしか、北九州連…

自分らしく。

自分らしく生きる───。 Facebookのイベントページ(主に講演会やセミナー)でこのフレーズをよく見かける。また、本屋に行けば、そんなタイトルの本も山ほどある。 「自分らしく生きる」をテーマとした講演会に参加したり、つい、本を手に取ってしまう人は、…

コストカットの先にあるもの。

私の家は決して裕福ではなかったが、母はお米だけは妥協しなかった。魚沼産とまではいかないまでも、いつも新潟県産のお米を買ってきた。幼い頃から毎日美味しいお米を食べていると、逆に不味いお米の味がよくわかるようになった。 例えば、カレーや丼ものな…

チャーラーの旅。29

ちょっと更新が滞っている「チャーラーの旅。」。いつもは町中華を中心に情報をお届けしているが、今回はラーメン専門店。 このブログで昔ながらの中華そばが好みであることを何度も書いている私。しかし、たまにはコッテリ系も食べたくなる。というか、コッ…

晩秋。

あっという間に秋が終わり、冬の足音が聞こえてきた。 年末に向けて、バタバタといろんなところから仕事のオファーが来て、12月中旬くらいまでスケジュールが埋まってきた。とてもありがたい。編集部の皆様、クライアントの皆様、ありがとうございます。おか…

豚あみ焼き弁当。

数ヶ月前から仕事でほぼ毎月、静岡に行っている。まだ、静岡駅界隈は探検していないが、決まって立ち寄る店がある。それが静岡市葵区両替町にある『静岡弁当』だ。 www.shizuokabento.com ここの「豚あみ焼き弁当」が悶絶するほど旨いのである。弁当とはいっ…

責任が伴う遊び。

ある人から「ナガヤさん、『仕事休みたい』って言わないですよね」と、言われた。肉体的に疲れたときなんかは休憩したいとは思うが、オフにしたいとは思わない。実際、完オフは年に数えるくらいしかとっていない。 フリーになったばかりの頃は、オンとオフを…

フリーノックダウン。

ふと、「フリーノックダウン」 というフレーズが心に浮かんだ。 ボクシングは同じラウンド内で3回ダウンしたら、 ノックアウト負けになる。 しかも、1ラウンドはたったの3分。 12ラウンドまでしかない。 でも、人生はフリーノックダウン。 テンカウント内に…

大切な人の死。

今回のブログは、私の大切な友人、F.C.さんに捧げます。 50歳を過ぎると、結婚式よりも 通夜・告別式に参列する機会が多くなる。 私は43歳のときに父と母を相次いで亡くした。 年老いただけでなく、 病に冒されて元気がなくなっていく父母の姿を 見るのが忍…

自由な時間。3

人生でいちばん勉強したのは、大学受験のとき、というのがデフォルトだと思う。しかし、私は写真専門学校だったので面接のみ。しかも、実際に入学すると、同級生には高校すら卒業していない者もいたりして、カメラマンは学歴不問であることを実感した。 私が…

お友達価格。

私のようなカメラマンやライターに限らず、すべての経営者、個人事業主の皆様、 「お友達価格でオネガイ♡」と言い寄ってくるヤカラとは、縁を切ろう。 そんなもん、友達でも何でもない。本当の友達なら、友達の商売繁盛を願うはず。 写真やコピー、デザイン…

Tokyo 2019.11.21

東京出張2日目。 今日は完全オフと決めていた。 思いつくままに電車に乗って、 映画を観たり、 チャーラーを食べたり、 レトロな喫茶店でお茶したり、 中古カメラ店へ行ったり、 ライターの大西ちゃんに会ったり。 歩き疲れたけど、束の間のオフを楽しんだ。…

Tokyo 2019.11.20.

昨日から東京出張。 昼過ぎに西荻窪で取材。 その後、赤坂プリンスクラシックハウスにて、 東洋経済オンラインレギュラー執筆者感謝の夕べに出席。 写真を沢山撮ったので、以下に載せようと思う。 モノクロとカラーを撮りわけてみた。 それぞれの伝わり方の…

北京飯の旅。プロローグ

北京飯、と聞いて読者様は何を想像するだろうか?愛知県民であれば、「あー、アレね!」となるが、県外にお住まいの方はさっぱりわからないだろう。 中国の首都、北京で食べられているものではなく、安城市内にある中華料理店『北京本店』で生まれ、今や安城…

後輩のM.K君に捧ぐ。

本日のブログを後輩のM.K君に捧げます。 私がカメラを向け、ペンを走らせる人、つまり、取材で出会う人々は皆、一様にして泥臭い人が多い。すごくオシャレでスマートな店で美しく着飾ったセレブたちをもてなすような華やかな世界にいても、やはり泥臭い。 そ…

熱情。

私が文章を書くときにいちばん心がけているのが、読みやすさ。ボキャブラリーが少ない上に文学的な表現もできないので、逆にそれしかないのである。 本当に、ライターとしてのセンスや才能のなさはオノレがいちばんわかっているし、23歳のときに編プロで文章…

自由な時間。2

高校では写真部に入部した。見学したときにオタクっぽい先輩もいなかったし、カワイイ女子の先輩もいた。文化祭で作品展を開催したり、撮影旅行へ行ったりと楽しそうに見えた。何よりも、将来はカメラマンになろうと思っていたからにほかならない。 しかし、…

本当の赦し。

赦すということは、本当に難しい。 心の奥底で憎む気持ちや恨む気持ちが少しでもあったら、それは「赦し」ではなく、「妥協」になってしまう。 また、相手を憎むことを「忘れる」ことは大切であるが、ネガティブな部分を見ないようにしているだけなのだから…

自由な時間。

私の人格は、高校時代に形成されたと思っている。 私が通っていたのは、愛知県北尾張エリアでも有数のバカ高、B高校。高校受験の前、高校に願書を持っていったとき、フツーの高校生はほとんど見なかった。 パーマは当たり前、茶髪や金髪も多く、当時大人気だ…

タワゴト。

タイトルに「なごやめし」とあるのに、グルメネタがまったく書かれてねぇ! とくにこのブログを初めて訪れた方の中にはそう思ってらっしゃる方も多いだろう。しかも、日常の出来事もあまり書かれていない。書いてあるのは、私が考えたこと。ハタから見れば、…

負い目。

実は私、女房にちょっとだけ負い目を感じている。 私と違って、女房は中学、高校と成績はトップクラス。 大学は英文科へ進み、卒業後は教師となった。 女房の同僚がそうだったように、 教師は職場結婚が多い。 女性教師は結婚しても仕事を続けるので、 夫婦…

愛されている実感。

私には2人の息子がいる。 長男は今年22歳。次男は18歳。 2人ともすっかり大きくなった。 息子たちがまだ思春期真っ盛りだったときに、 聞いてみたことがある。 それは、 「お前たちはオレとお母、おじいちゃん、おばあちゃん、知多のおじいちゃん、おばあち…

愛と赦し。

あまり信じてもらえないかもしれないが、 30代の頃、自分の性格について悩んでいた時期があった。 なんて自分は自己中心的なんだろうと。 なぜ自分は人を赦してやることができないんだろうと。 人からそこを突かれると、 烈火の如く怒り狂い、 その人を「敵…

ゲスト講師。

今年6月、大阪府高槻市にある関西大学総合情報学部で講義を行った。朝日新聞のウェブサイト『DANRO』編集長(当時)の亀松太郎さんが同大学で講師をしていて、ゲスト講師として呼んでくださったのだ。 nagoya-meshi.hateblo.jp 講義は2コマ(90分×2回、計180…

みんなと同じでないと安心できない病。

こんな世の中だから、生き辛さを感じている人も多いと思う。 とくにこの国は、「みんなと同じでないと安心できない病」に冒されているので、自分がオカシイのでは?と考えてしまいがち。そこで無理矢理に周りと合わせようとするから、辛くなる。 会社勤め、…

アルバイト。

私がまだ駆け出しだった頃、 「当たり前のことを当たり前にしていれば、食っていくことはできるよ」と、当時の編集担当から言われたことがある。 当たり前のこととは何かと訊ねると、 「〆切を守るとか、取材のアポイントの時間を守るとか、ですよ」とのこと…

地元誌童貞。

やっぱり、苦手だ。えっ!? 何がって? 昨日の現場で、地元誌の編集さんとライターさんと同席した。名刺を渡すと、私のことを知っている様子だった。 「○○さんはご存じですか?」と聞かれたので、 「いえ、存じ上げません」と答えた。さらに、 「では、○○さん…