永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

『どんどん庵』の白つゆを初体験!

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セルフうどんチェーン店『どんどん庵』。家の近くにあるので、よくランチに利用している。私が注文するのはいつも、きしめんイカ天と決まっている。そして、つゆに名古屋味の「赤」、つまり、たまり醤油を使ったつゆを選ぶのも毎度のパターン。↑写真がきしめんイカ天、赤つゆ。

そういえば、あっさり味の「白」だけで食べたことがない。一時期、ツウぶって(笑)、赤と白を1:1や、7:3にしたりしたこともあったが、きしめん独自のムロアジ+たまり醤油の組み合わせにハマってからはやらなくなった。

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ってことで、今日『どんどん庵』へ行って、「白」のみで食べてみることにした。いつものようにきしめんを選び、茹で釜で麺を温めた後にイカ天を別皿にのせて会計へ。そしてネギをトッピングして、銭湯の洗い場にあるような蛇口のボタンを押して、あっさり味の「白」のつゆを注ぎ入れる。

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 ↑これが白つゆのきしめん。写真だと解りづらいかもしれないが、つゆの色はかなり薄い。まず、つゆをひと口。ん?ダシの香りが立つのをイメージしていたが、あまり感じられない。訪れたのが昼過ぎの、遅めの時間帯だったので、時間が経って香りが飛んでしまったのだろうか。チェーン店ゆえに味のバラつきは少ないと思っていたのだが…。

それでも赤つゆとの違いがはっきりと解った。醤油臭さが少ないため、白つゆの方は後味がよく、天ぷらとの相性も良いのだ。だから、天ぷらや玉子とじなどの種ものに白つゆを用いるのだろう。

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昨年末、取材で愛知県碧南市の白醤油を取材したとき、地元のうどん店『新実(にいのみ)』で白つゆのうどんを食べた。ひっきりなしに客が訪れるので、人気の店なのだろう。メニューに「温かいうどん・そばは白だしのつゆに変えられます」とあったので、白つゆにしてもらった。

↑写真はランチメニューの「B定食」。『どんどん庵』の白つゆよりも色が薄く、丼の奥の方の麺まで見えるほど澄んでいる。ここも名古屋の麺類食堂と同様に、ダシはムロアジでとっていると思うが、驚くほど上品。白醤油のポテンシャルの高さを目の当たりにした。