思えば、昔から大言壮語と言われてきた。
周りからバカにされるほど僕は意地になり、
なりたいと思っていた仕事に就いた。
実力も才能もないのは、僕自身がいちばんよく知っていた。
それを大言壮語と勢いで誤魔化してきた。
50歳を目前にして、
僕は「メディアに爪痕を残したい。」という目標を立てた。
もう、大言壮語と勢いの誤魔化しは通用しない。
写真家として、文筆家として、
ひとまわりもふたまわりも成長せねば目標実現はあり得ない。
同時に、いや、それ以前に、人としても、男としても、
懐の深い、器の大きい人にならねばならない。
今の僕は、あまりにも弱く、女々しい。
でも、そこに気が付いたことに感謝しよう。
今日1月15日は、弱く、女々しい僕と決別する日であり、
新しい僕の誕生記念日だ。