永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

名古屋『濃厚中華そば 佐とう』VS岐阜『焼豚ラーメン 三條』のチャーシュー麺対決!

f:id:nagoya-meshi:20190207204614j:plain

今やすっかり行列店になってしまった丸の内『濃厚中華そば 佐とう』。ここの名物は、丼一面をチャーシューで覆い尽くした「チャーシュー中華そば」。

見た目のインパクトもさることながら、食べてみて驚いたのは、たまり醤油の濃厚な味。決してクドくはなく、豚骨とゲンコツ、豚バラ肉のブロックでとったダシとたまり醤油ベースのかえしを合わせると、むしろ上品な味わいになる。このスープで味わうから、麺もチャーシューも旨いのだ。

かくして「チャーシュー中華そば」は、これまで食べたラーメンの中でベスト3に入るほど私はハマったのである。

そんな中、先日、岐阜・笠松町にある『焼豚ラーメン 三條』というラーメン店に行ってきた。店名からして焼豚ラーメンが名物だということがわかる。

f:id:nagoya-meshi:20190207204640j:plain

しかし、焼豚ラーメンというメニューはなく、デフォルトの「ラーメン」に焼豚がテンコ盛りだったのだ。具材はほかにも煮卵とニラが入る。ネギは入っていない。

麺を食べる前に、チャーシューを食べてみた。軽く炙ってあり、香ばしくてジューシー。やや甘めの味付けも肉そのものの味を引き立てている。あっさり系の澄んだスープにはニラの香りが染み出して、何とも食欲をそそられる。私は並盛を注文したが、大盛にしておけばよかったと後悔したほど。

あと、余談だが、サイドメニューに「半チャン」、つまり半チャーハンがあった。が、フルサイズのチャーハンはない。「半チャンではなく1人前をください」と告げて追加料金を払えば作ってくれたりするんだろうか?

『濃厚中華そば 佐とう』の「チャーシュー中華そば」を、上品で都会的な味とするならば、『焼豚ラーメン 三條』の「ラーメン」は、野趣溢れるワイルドな味。同じチャーシュー麺でもコンセプトがまったく異なるのだ。

えっ?どちらが美味しいかって!?本当に甲乙つけがたい。自分の舌で確かめてくれ!