何も私はチャーラーやあんかけ焼きそばなどのB級グルメばかりを食べているわけではない。たまには寿司だっていただく。昨年からちょこちょこ通っているお気に入りの店が名古屋駅・太閤通口からすぐの場所にある。
それが『寿司と酒 十六夜(いざよい)』だ。昨年10月にオープンしてまだ間もない頃に行き、あまりの美味しさにハマってしまった。たしか、11月に長男の21歳の誕生祝いで長男と一緒に行ったのだ。
その日は、お任せで寿司を握ってもらった。予算は飲み物別で5000円で20カン近く出てきて、私も長男も大満足だった。すぐに取材を申し込み、『まとメシ』で紹介させていただいた。
昨年末には、仲間内の飲み会や忘年会で4回も足を運んだ。って、どれだけハマってんだって話ですが。そうそう、うち1回は『DANRO』の取材だった。しかも、クリスマスに行ったっけ。
『DANRO』は「ひとりを楽しむ」をコンセプトにしたウェブメディア。ゆえに「ひとりメシ」や「ひとり酒」をテーマに私は月イチペースで記事を書いているのだ。
で、先日も旧知の友人と行ってきた。私を含めて4人だったこともあり、3980円のコース「瑠璃」を注文。
まずは、つまみ3品。
どれも食材の旨みを引き出したやさしい味わい。これらを肴に生ビールをグビグビ。プハーッ!旨いっ♪
次はお造り。サイズこそ小さめだが、四種盛り。
生ビールから、私の大好きな「赤霧島」にチェンジ。どのお造りも食べ頃。旨いお造りって、ほのかに甘いんだよなぁ。もう、酒がすすむ、すすむ(笑)。
続いて、焼き物。
もう、ここからは本格的に飲みモード。口の中いっぱいに広がる脂と旨みを酒で洗い流す。もーたまらん!うん、心地良い酔いだ。
茶碗蒸しは熱々。あまりの熱さに蓋が持てないほど。
スプーンですくって口の中に入れると、だしのやさしい味わいがふわっと広がる。ほんと、和食はすばらしい。身体に染みわたるねぇ。
次はいよいよ寿司。
内容はその日のおすすめのネタを握った計8カン。これ、これっ!これが食いたいがために来たのだ。つまみやお造り、焼き物などは寿司を美味しくいただくための序曲なのである。
手で寿司をつまみ、醤油をつけて口へ。シャリがはらりとほどけて、ネタの旨みと一体になる。噛むごとに全身の細胞が喜んでいるのがわかる。寿司の醍醐味はそこにあるのだ。
同行した友人は、
「俺の棺桶には菊の花をほどほどと、これでもかというほどの握り寿司を入れてほしい。どうせ食べられないから食品サンプルでも構わない」と言っていた。どれだけ寿司が好きなんだ(笑)。
しかし、至福のひとときは一瞬。あっという間に8カンを平らげてしまった。もう10カンくらいはイケたと思うが(笑)、口の中に余韻が残っていて、それを堪能しつつ、赤霧島を飲み干した。
あ、写真を取り忘れたが、この後に赤だし(しかも、カニ汁)とデザートが出た。これで3980円は絶対に安い。この日はドリンク代も合わせて1人6000円ちょっと。今どき、1万円でお釣りがくる寿司屋は貴重だと思う。
ご馳走様でした♪