永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

「伝える」ことの難しさ。

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今日も独りよがりの内容で申し訳ない。これはライターの性ってやつで、思っていることや考えていることを書くことで心と頭の中が整理できるのである。どうかご容赦いただきたい。

さて、カメラマンは写真で、ライターは文章で、何かを「伝える」のが使命である。

フードライターであれば、料理人のこだわりを聞き、実際に自分の舌で確かめて抱いた感想も織り交ぜながら文章を書く。また、フードカメラマンは、料理がいちばん美味しそうに見えるアングルと画角、ライティングで写真を撮る。

すべてはその店の料理がいかに美味しいかを読者に「伝える」ためだ。

私は「伝える」プロのはずなのに、ここへきて「伝える」ことの難しさに直面している。とくに文章。取材に基づいたことならまだしも、自分自身の思いや考えを「伝える」ことがなんと難しいことか。

きっと、私は文章力もなければ、語彙も少ないのだろう。ライターとして失格だ。写真を撮る傍らでできるような仕事ではないことを嫌というほど思い知らされている。

出口がまったく見えない。それでも〆切は待っていてくれない。正直、逃げ出したい。でも、書かねばならない。そんなことばかり考えている。