永谷正樹のなごやめし生活

「なごやめし」について書き綴ります。

人の心を豊かにしたい。

f:id:nagoya-meshi:20190321193701j:plain

昨日、大須の『すゞ家 大須赤門店』で料理をいただいたときのこと。

あまりの美味しさに言葉を失ってしまった。喜びは舌から全身に伝わり、胸のあたりがジーンと熱くなった。そして、心が豊かになったことを実感した。

そこであらためて気がついた。私の使命は、この料理と同様に人の心を豊かにすることではないか、と。

雑誌やネットの、次から次へと大量に消費される情報の中で、ずっと私は自分の存在意義を考えていた。どちらかというと、悲観的に。

私なんぞいなくなったって、誰も困ることはないと思っていた。それでも取材をして、写真を撮って、文章を書くのは私なりのささやかな抵抗だと思っていた。それは違う、と今は断言できる。

美味しいものを出す店も、私が撮った写真や書いた記事も、それこそ全世界の人々が平等に楽しむ機会がある。しかし、それは現実的に無理な話だ。このブログでも1日200人ほどの方しか来られないのだから。

「名古屋めし」などのワードでググって、このブログを発見して毎日見に来てくださる方もいるだろうし、FacebooktwitterなどのSNSを通じてブログの存在を知った方もいるだろう。つまりは、「縁」なのである。

つい最近、久しぶりにテレビの仕事をしたが、それは私自身の自己顕示欲を満たすという小さな目的ではなかった。本当の目的は、私という存在を広く知らしめて、私が撮った写真を見た人や書いた文章を読んだ人の心を豊かにすることだったのだ。それをいつの間にか私はすっかり忘れてしまっていた。

「メディアに爪痕を残す。」という目標は、何も奇抜なことをして達成するわけではない。美味しい料理を出す店と同様に、「人の心を豊かにする」写真や記事をコツコツと積み重ねていった結果、クリアすればよいのだ。

私は2年ほど前に私自身のキャッチフレーズとして、

撮ル、書ク、喋ル。デ、世界ヲ明ルク。

と掲げていた。今一度、そこに立ち返ってみようと心に決めた。

ここ最近のブログは、あまりにも独りよがりな内容で、決して「人の心を豊かにする」内容ではなかった。今後は書かないとは約束できないが、それもまた私のありのままの姿なので大目に見てほしい。

最後に、私にしかできないことやメディアにおける私の存在意義をあらためて考える機会を与えてくださった『すゞ家 大須赤門店』の森さん(写真)に感謝申し上げます。ありがとうございました!