とっくに過ぎてしまったが、3月20日は私たち夫婦の25回目の結婚記念日。そう、銀婚式である。銀婚式というコトバは、すんげぇ熟年夫婦のように聞こえるから、何となく嫌だなぁ。しかし、よくもまぁ、女房は25年間も私のような面倒臭い夫に耐えたものである。本人いわく、
「ドMのボランティア」だそうだ（笑）。
25年前、私が24歳で女房は23歳。ママゴトのような夫婦だったと思う。私もつまんないことでよくキレては女房を泣かせていたな。
会社を辞めてフリーになったのも結婚してからだった。当時は女房の方が収入が多くて、私はまるっきりヒモ（笑）。仕事で疲れて、泥のように眠る女房の顔を見て、
「女房が仕事を辞めても、絶対に食えるようになってやる！」と心に誓ったよなぁ。あ、未だにそれは叶ってないけどね（笑）。だから、今でも私はヒモ（笑）。たぶん、これからも。この先も。
やっと夫婦らしくなったのは、やはり子供が生まれてからかな。長男が生まれたのは、私が28歳で女房が27歳のときだ。次男は私が31歳で女房が30歳。それまで私は暴君のように振る舞っていたが、自分よりも大切な存在ができたことで変わったらしい。自分ではよくわからないけど。女房に言わせれば、
「大人になった」だと。うっさいわ（笑）！
ただ、女房に感謝しているのは、こんなダメ夫でも、子供に愚痴ったり、悪口を言ったりしなかったことだ。子供たちが私のことを大好きなのは、女房がいつも私を父親として立ててくれたおかげだろう。
そして、今年3月に次男が高校を卒業し、大人への道を歩みはじめた。もう、子育ては卒業したと言ってよいだろう。と、なると、これからの私たち夫婦のあり方も考えねばならない。子供たちが独立した後、三行半を突きつけられるかもしれないし（笑）。
それを阻止すべく（笑）、今日は完全オフにして、銀婚式のお祝いをした。場所はお気に入りの店『寿司と酒 十六夜』。
「お昼のおまかせ」は1980円だが、一人3000円でもう少し内容をグレードアップしてほしいとリクエストしておいた。
まずは、つまみ3品。手前が「ホタルイカと青柳の酢味噌和え、バイ貝」、「生しらす」（左）、「ナマコぽん酢」。どれも旬の食材ならではの濃厚な味わい。車だったので、お酒が飲めないのが悔しかった。冷酒をキュッとやりたかったな。
続いて、お造り。マグロと金目鯛、ホタテ、アルプスサーモン、鯛の5種盛り。もう、めちゃ旨！どれもほんのりと甘いのだ。いかん、ムショーに飲みたくなってくる（笑）。
続いて、焼き物。今日は「鰆の西京焼き」。これも旨い♪ ときどきわが家の食卓にもスーパーで買ってきた、焼くだけの鰆の西京焼きが並ぶが、まったく別物。女房もこの美味しさに驚いていた。
茶碗蒸し。中身はエビとイカ、かまぼこ、銀杏だっけな。しっかりとダシがきいた、ホッとする味。寿司屋の茶碗蒸しって、何でこんなに旨いんだろう。
いよいよ寿司♪ 手前左から、金目鯛、エビ、コハダ、漬けマグロ、トロ、イカ、アルプスサーモン、平目の計8カン。口の中に入れると、シャリがハラリとほどけてネタの旨みと一体になる。舌から頭のてっぺん、手足の指先まで幸福感がじわーっと広がっていくのだ。もう、たまらん！女房の顔を見ると、私とまったく同じ表情をしていた（笑）。
寿司は8カンで終わりだと思いきや、穴子とウニ、イクラ、かんぴょう巻きも！もう、めちゃくちゃ豪華！っていうか、これ、サービスしすぎではないのか!?
デザートの前に、赤だしが出たけど写真撮り忘れ（笑）。これで3000円とはめちゃくちゃ安い。それだけでも十分ありがたいのに、こんなサプライズも……。
こんなステキなお花をプレゼントしていただいたのだっ！もう、完全に赤字じゃないですかぁ。『寿司と酒 十六夜』の伊藤さん、ありがとうございました！めちゃくちゃ嬉しかったです！また、寿司とお酒を堪能しに行きますね♪
