永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

昼はうどん、夜は本格割烹『手打麺処 まるいち』

f:id:nagoya-meshi:20190404014601j:plain

先日、東区東桜の『手打麺処 まるいち』へ行ってきた。店名からもわかるように、ここはうどんやそばなどが楽しめる麺類食堂である。が、夜になると、店のスタイルががらっと変わることはあまり知られていない。同席したテレビ局の記者も驚いていた。

tabelog.com

店主の吉田保生さんは、17歳のときに愛知県蒲郡市の三谷温泉にあるホテルの和食店で修業したのを皮切りに、神奈川県川崎市内や名古屋市内の割烹で腕を磨いた、生粋の料理人なのだ。

『手打麺処 まるいち』は、奥様の父親、吉田さんにとっては義父が営んでいたが、4年ほど前に亡くなったため、店を継いだという。

この日は食事をしながら取材しなければならなかったので、「おまかせ」をオーダーした。

まず、出されたのは八寸。

f:id:nagoya-meshi:20190404014525j:plain

イカの煮物や子持ち昆布、枝豆など8種類の肴がズラリ。車だったのでお酒が飲めなかったのが残念すぎる。

続いて、椀物。

f:id:nagoya-meshi:20190404014845j:plain

真丈もさることながら、ダシの旨みがハンパない。ひと口啜るごとに心がほっこりする。もう、むちゃくちゃ旨い!

次にお造り。

f:id:nagoya-meshi:20190404015108j:plain

白身と甘エビ、マグロ、ホタテ、ホタルイカの5種盛。どれも見ただけで旨いとわかるほど。驚いたのは、分厚いホタテ。こんな大ぶりなのは初めて食べた。それと、ホタルイカ。これも酒に合うと思う。つくづく車で来たことを後悔した。いや、仕事だから仕方がない。

続いて、焼き物。

f:id:nagoya-meshi:20190404015401j:plain

鮭の幽庵焼き、かな。写真ではわかりにくいが、これ、かなり大きくて食べ応え十分。オン・ザ・ライスで掻き込みたくなるほど美味しかった。

こちらは、煮物。

f:id:nagoya-meshi:20190404015659j:plain

筍の煮物。ダシがしっかりと染みていて、筍のホクホク感とともに香りが鼻から抜ける。こりゃたまらんっ!

次に鯖の押し寿司。

f:id:nagoya-meshi:20190404020116j:plain

締め具合が最高。シャリの味付けもすばらしい。もう、5、6個は食べられる(笑)。食事にもなるし、お酒のアテにもなるのもイイ。飲めなかったけど。って、まだ言うか(笑)。

ここでコースは終わりだと思っていた。が……。

白子の天ぷら(写真撮り忘れ)と大ぶりなカキが登場!

f:id:nagoya-meshi:20190404020919j:plain

レモンを搾って、いただきます♪ もう、たまらん!もみじおろしが心地良いアクセントとなって、カキの美味しさを引き立てる。取材中だというのに、思わず無言になってまったがね。写真撮り忘れの白子の天ぷらも火の入れ方が絶妙で、甘みを増していた。すばらしいとしか言いようがない。

f:id:nagoya-meshi:20190404021242j:plain

コースの締めくくりは、これまた大ぶりなイチゴ。最初から最後まで美味しゅうございました!

f:id:nagoya-meshi:20190404021604j:plain

吉田さん、ありがとうございました!ご馳走様でした♪

で、食べ終わって帰ろうとしたら……こんなモノを発見(笑)。

f:id:nagoya-meshi:20190404021704j:plain

やっぱり、この人は旨いもんを出す店をよー知っとらっせるわ(笑)。

今度は一緒に行かないかん。ちづるさん、行こまい。