古いシステム手帳のポケットから、息子たちからもらった手紙や、私が撮ったプリント写真が出てきた。
これは、「ムシキング」が流行っていた頃(2005年)なので、長男が7歳のときだ。と、いうことは、小学2年生くらい。長男は5歳頃から昆虫が好きになり、大学4年生となった今でも網を持って昆虫を追いかけ回している(笑)。
2005年は、私が入院した年でもあった。退院時に長男から手紙をもらった。これは紙を折って、セロテープで貼り合わせて作った封筒である。そこには、
「この中を見てね。おとうさん大すきだよ。この中はおたのしみ。おとうさんへ たいいんおめでとう。」と、ある。
ところが、なぜか私は封を開けていなかったのである。まったく、最低の父親だ。
そこで、14年の時を経て開封してみた。
中に入っていたのは、「ギラファノコギリクワガタ」の絵。
「おとうさんへ たいいんおめでとう。あとでいっしょにあそぼうね。ひろきより」というメッセージも添えられていた。
それと、もう一つ。赤い折り紙で作った……これは名鉄電車だろうか。ここにも
「おとうさん大大大大大大すき」と書いてある。
こちらは、おそらく次男(当時4歳)が書いたものだと思う。
それにしても……長男も、次男も、どれだけ私のことが好きなんだ(笑)。
2005年は愛知万博もあって、めちゃくちゃ忙しかった。あまり子供と遊んでやることもできなかったので、手紙を書いてくれたのだろう。
今は長男が21歳、次男は18歳になってしまったが、私の中では幼い頃のまま。今でもハグしたい衝動に駆られる。隙を見て、というか、ガマンできずにハグしてしまうこともある(笑)。
あ、開封しなかった手紙の返事を書かなきゃな。
おとうさんも、大大大大大大大大大大すきだよ!