「ひとりを楽しむ」をテーマとした朝日新聞のwebサイト『DANRO』。私は月に2本ほど記事を提供している。そのきっかけは、夫婦ケンカだった。その詳細をFacebookに書いたところ、編集長(当時)の亀松太郎さんの目に留まり、
「その話、『DANRO』に書いてください」というオファーをいただいたのだ。
↓これがその記事。
おっと、今日のブログの本題はこの記事ではない(笑)。
先日、ブログにアップしたが、Facebookでも来月22日(月)に名古屋市東区東桜の料亭『神楽家』でスマホカメラの撮影講座を開催することを告知した。すると、また亀松さんからメッセージをいただいたのである。
亀松さんは、大阪・高槻にある関西大学総合情報学部で講師もしていて、その講義をしてほしいとのことだった。内容は、「スマホカメラの撮影講座」と「私の仕事論」の2コマ(計3時間)。
実はこれまでに専門学校と大学で講師をしていたこともあったので、私なんぞで役に経つことがあればと思い、引き受けることにした。
で、今日、関西大学へ行ってきた。新幹線で京都まで行き、在来線に乗り換えて高槻へ。そこからバスで30分という、決して便利とはいえない場所にあった。
まずは学食を食べながら打ち合わせ。これまでどんな授業をやっていたのか、そもそも総合情報学部ではどんなことを学ぶのかなどを聞いた。メディアへの就職を志望する学生は少ないらしい。私の学生時代はメディアで働くことに憧れていたが、今はそういう時代ではないらしい。まぁ、3Kの職場だからね。
13時になり、1コマ目の「スマホカメラ撮影講座」がスタート。まずは学生たちにこれまでのスキルで撮影してもらい、スマホカメラの特徴や構図に対する考え方、画像加工アプリの使い方などについて話した。
ひと通り、話を聞いた後、再び学生たちに撮影してもらうと、最初に撮影した写真とまったく違う写真が撮れた。これには亀松さんも驚いていた。ホッ……。
2コマ目の教室へ行くと、そこは500名収容の大学でもいちばん大きな教室?だった。それがこちら。
こんなの、ドラマや映画でしか見たことがない(笑)。こっ、こんなところで話すのか!大丈夫か!?オレ?と思ったが、会社を辞めてフリーとなり、今に至るまでの話をした。タイトルは「永谷正樹、という仕事。」実は、この話をするのは2回目。前回は地元メディア関係者の勉強会『なごやメディア研究会』、略して“なメ研”で話した。
私はカメラマンとライターのみならず、講演会・セミナー講師、イベント企画などさまざまな仕事をしてきた。が、肩書きにこだわらず、「永谷正樹、が仕事です。」と言えるようになるのが私の夢であり、目標であることを話した。
講義中、疑問に思ったことや私に聞きたいことを亀松さん宛にメールで送ってもらうようにしたところ、6つほど質問があり、どれもなかなかイイ質問だった。中には「フリーなので保険とか大変ですよね?」なんてのも(笑)。ええ、大変ですとも(笑)。
時間の関係で答えられなかったものもあった。その一つが
「たくさんオファーが来る中で、仕事を選ぶ際にこだわっていることなどはありますか?」という質問。うん、これもイイ質問だ。せっかくだからここで答えよう。
まず、たくさんオファーは来ないから(笑)。仕事を選ぶ際にこだわっているのは、その仕事が「私にしかできないこと」なのか否か。20代や30代の頃は仕事を選ばずに何でも引き受けてきたが、今は「私にしかできないこと」にこだわっている。それは今回の亀松さんからのオファーも然り。
あっという間に1時間半の授業が終わった。普段使わない神経を使うからなのか、どっと疲れが出た。そんな私を亀松さんが労ってくださった。バスと在来線で京都まで行き、地下鉄に乗り換えて向かったのは。四条駅近くのイタリアン。
おっさん2人でイタリアン!?と思ったが(笑)、亀松さんが京都のグルメに詳しい知り合いのオススメ店とのこと。
アミューズ。ドリンクは、スーパードライ+ドライブラックの「ハーフ&ハーフ」を注文。
オードブル/季節の前菜3種盛り合わせ
パスタ/ホタテとオクラのオイルソース スパゲッティ
メイン/スズキのポワレ フレッシュトマトソース
デザート。写真はないが、食後の飲み物(コーヒー)と自家製パンも付く。
今回、ステキなオファーをくださった亀松さん。このたびはありがとうございました!また私にお役に立てることがありましたら、声をかけてやってください!