永谷正樹のなごやめし生活

「なごやめし」について書き綴ります。

名古屋めしツアー。前編

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土・日は編集部から電話もメールもないから、いつも原稿を書く日に充てている。平日に休もうと思っていても、忙しくなるとなかなか休みが取れない。年間を通じて、まる一日仕事をしない日は数日しかない。結果、働き続けることになる。フリーにとって働き方改革なんてものはないのだ。

まぁ、自分で選んだ道であるし、私なんぞのような木っ端ライター&カメラマンは、人の倍働いてちょうどよいくらいだが。しかし、遊びの中からまた新しい企画が生まれるのも事実。ってことで、先日は久しぶりに仕事をまるっと一日オフにして遊びまくった。いや、食べまくった。

ことのはじまりは2ヶ月ほど前。大阪・難波の『木田たけうどん』の店主、木田武史さんからのメールだった。それは「6月○日に名古屋へ行くのでご一緒しませんか?」というもの。しかも、姫路の「駅そば」で有名なまねき食品の竹田典高社長も同行するとのこと。「駅そば」は何度も食べたことがあるし、ブログでも紹介したことがある。もちろん、私は快諾した。

www.maneki-co.com

11時に名古屋駅で合流。まず、向かったのは、東新町にある『長命うどん 新栄店』。「駅そば」に似ている「和風中華」を是非とも食べてほしかったのだ。

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私が注文したのは、丼にうどんと中華そばが入る「う中」に「かき揚げ」をトッピング。竹田社長は、豚肉とメンマ入りの「肉中華そば」。メニュー名こそ「中華そば」とあるが、つゆはうどんやきしめんと同じムロアジベースの名古屋らしいゲスい味。関西らしく、カツオと昆布の上品な味わいの「駅そば」とは対照的だ。

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食べ終わって店を出たところで記念写真。左から、まねき食品(株)の竹田典高社長と店舗販売部の中谷倫哉さん、木田たけうどんの木田武史さん、福島鰹(株)の伴文雄さん。

本来、名古屋めしを堪能しようと思ったら、マツコさんも仰っているように2泊3日は必要である。しかし、今回は日帰り。と、なると、行く店を相当絞り込まねばならない。あんかけスパやひつまぶしなどの専門店へ行くよりは、名古屋めしが豊富に揃う店を選んだ方が賢明だ。時間はまだ12時を過ぎた頃。さて、どうするか……。

で、私が選んだのは、大須『やぶ屋 大須店』。ここなら12時から空いているし、何よりもこの日は暑かったから、キンキンに冷えたビールが飲みたかったのだ。酒のアテに注文したのは以下の名古屋めし。

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「名古屋あんかけ串カツ鉄板焼」。『やぶ屋』らしい、複雑なネーミングだが(笑)、あんかけスパのソースでいただく串カツである。しかも、熱々の鉄板で出される。いかにも名古屋らしい一品だ。

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「台湾冷ややっこ」。台湾ミンチをのせた冷ややっこである。前出のあんかけソースも、この台湾ミンチも、何でも合う万能調味料として使っているのが実に興味深い。私としては、台湾ミンチをのせた名古屋風の「駅そば」が食べてみたい(笑)。

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「台湾まぜきしめん」。きしめんは平打ちなので、たれや台湾ミンチがよく絡んで実に旨い。名古屋めしビギナーのメンバーにいきなり創作系の名古屋めしはいかがなものかとも思ったが、独自のアイデアでどんどん新しいメニューが生まれるということも知ってもらいたかったのである。あ、もちろん、定番の「味噌串カツ」や「赤味噌どて煮」も注文した。

ちょこちょこっとつまんだだけだが、この前には全員が『長命うどん』で食べているので腹パン。でも、名古屋の食文化を知ってもらいたい。そこで次に向かったのは、大須・万松寺商店街にあるスーパー『サノヤ』。そこで竹田社長が購入したのは、私のイチ推し、寿がきや食品の「名古屋名物みそ煮込うどん」。

nagoya-meshi.hateblo.jp

あと、大須で忘れてならないのは、昭和23年創業の『コンパル 大須店』。この前、『DANRO』にも、ここの「アイスコーヒー」と「ミックスサンド」について書いたので、是非ご覧いただきたい。

www.danro.bar

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「アイスコーヒー」を注文すると、氷入りのグラスとデミカップに入ったホットコーヒーが出てくる。コーヒーに好みの量の砂糖を入れて、グラスに注ぐのだ。が、皆、躊躇ってしまい、コーヒーをタバダバにこぼしてしまっていた。

「コーヒーをこぼさずに注ぐのが名古屋人の証です!」と、私が模範演技(?)をすることに。内心ドキドキだったが(笑)、何とか成功した(笑)。

アイスコーヒーを片手に雑談していると、

「実は美味しい味噌煮込みうどんを食べたことがないんですよ」と、竹田社長。これまで食べたことがあるのは、旅行ガイドに載っている某店。半煮えのようにかたい麺を食べさせるアノ店である。アレを味噌煮込みうどんのスタンダードだと思われたら困る。

とはいえ、写真はないが、『コンパル』では「ミックスサンド」と「小倉トースト」も食べている。もう、皆、限界を超えているのだ。そこで向かったのは……。

つづく。