永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

究極の「えびかつ」。

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7月6日(土)のブログに書いた「えびかつ」の店が15日(月・祝)にグランドオープンを迎えた。名古屋市中村区にある『えびかつととんかつ 油や えん』がそれだ。前は天ぷらをメインとした和食店『天ぷら 和創菜 えん』として営業していた。

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前回、試食させていただいたが、撮影後だったこともあり、すっかり冷めていた。でも、あれだけ美味しいのだから、出来たての熱々はもっと旨いのだろう。名古屋市内での仕事帰りにフラフラと吸い寄せられるように店へと車を走らせた。

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店は、JR関西本線八田駅からすぐ。駐車場も完備している。外観からはどんな店かよくわからないが、それは暖簾と看板が間に合わなかったらしい。

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店主の小栗広士さん。和食ひとすじ、かと思いきや、意外なことに料理人デビューは洋食だったという。人生において、無駄なことは何一つナイのだ。

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これが主なメニュー。ほかにも酒の肴や一品料理、デザートも充実している。私が注文したのは、もちろん、名物の「えびかつ定食」(1480円)。

カウンター越しに小栗さんの仕事ぶりをチェックすると、注文を受けてから、海老としんじょうを適量ずつ取り分けて成形していた。聞いてみると、作り置きすると水分が出るためらしい。かなり手がかかっているのである。

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待つこと約10分。これが「えびかつ定食」。メインの皿にはえびかつ二切れとキャベツ、トマト、ポテトサラダが鎮座している。これにご飯と味噌汁、茶碗蒸し、漬物が付く。

「先輩がやっている店のメニューに、蟹しんじょうを包んだ名物の“お饅頭”があったんです。蟹しんじょうと言っても、ほとんどが蟹。店の名物になっていましたから、それを参考にしようと」と、小栗さん。

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これが「えびかつ」の断面。これもまた、ほとんどが海老。小栗さんによると、95%は海老だという。そりゃ旨いはずだ。

上の写真では見えていないが、ソースは定番のタルタルソースと、とことん海老の風味が味わえるように、アメリケーヌソースの2種類を用意。いずれもご飯がすすみまくる味付けに仕上げている。

何度も言うが、海老フライよりも旨い!海老フライ好きの名古屋で「えびかつ」のブームが来そうな気がする…。