永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

取材が結んだご縁。

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交友関係は広い方だと思う。何せ、人と会うのが仕事なのだから。取材をきっかけに友達になるケースも少なくはない。

グルメ取材の場合、ただ単に料理の特徴やこだわりだけを聞いて記事にまとめることもできる。しかし、それだけでは私がつまらない。目の前にある料理のバックボーンには、作り手の生きざまがあると思うと、気になって仕方がないのだ。

それを聞こうとすると、私自身もすべてさらけ出さなければならない。結果、どうしても深い話になる。そこから交友関係が始まるのだ。

ときにはムチャクチャなスケジュールで取材をお願いしても快く受けてくれる。ビジネス上だけのつき合いだったら、絶対に断られていると思う。それが本当にありがたい。

また、取材をきっかけにお仕事をいただくこともある。

「ナガヤに仕事のオファーを出せば、雑誌やネットで店を紹介してもらえるかもしれない」

そんなイヤラシイ考え方もできる。が、そんな野暮なヤカラは一人もいない。私がそんなことで動くことはないということを皆、わかっているのだ。

さて、昨日は、8月3日(土)のブログに書いた通り、安城市で開催されたスマホカメラ撮影セミナーで講師を務めた。

nagoya-meshi.hateblo.jp

セミナー修了後、安城市にある『北京本店』の店主、杉浦充俊さんと『TAKOYA まんぷく』の店主、築山恵太さんに会いに行った。2人とも取材が縁となって、今では友人としてつき合っている。

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↑『北京本店』の店主、杉浦充俊さん

www.hotpepper.jp

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↑『TAKOYA まんぷく』の店主、築山恵太さん

www.hotpepper.jp

別に何を話すというわけでもない。たこ焼きを食べながらバカ話をして、さんざん大笑いさせていただいた。消費税分くらいはこれからの人生をどう生きるのかも真剣に語り合った。気がつくと、3時間が経っていた。1円も得をすることがない3時間。でも、より関係が深まったと思っている。それでよいのだ。

帰り際、杉浦さんの知り合いが店を訪れた。聞いてみると、商店街の役員を務めてらっしゃる方だった。3人で世間話をしているうちに面白いネタを見つけた。というか、提供していただいた。

このネタは絶対にプランが通ると確信している。私の仕事は、いつもこんな感じで始まるのである。楽しくて仕方がない。