永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

焼肉。

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6年ほど前、『おとなの週末』で本当に美味しい焼肉店を探すために評判の店を食べ歩いた。そこで見つけたのが、地下鉄東山線・鶴舞線伏見駅近くにある『前沢牛舎 伏見屋』。

www.fushimiya.info

店名から分かる通り、岩手県のブランド牛、前沢牛の専門店である。これまで私は、飛騨牛や松阪牛、神戸牛と、いろんなブランド牛を食べてきた。もちろん、どれも旨かったが、前沢牛は明らかに群を抜いていた。

『前沢牛舎 伏見屋』に行くと、必ず注文するのが「本日の五種盛合せ」(写真)。いつもは細長い器に5種類の肉が人数分盛られて出てくる。右から順番に食べていくのがルールなのだ。↑写真の場合、カルビからはじまって、ロース、とも三角、イチボ、ザブトンという順番。

まず、ノーマルなカルビでヤラれるのである(笑)。ジャブ、なんて生易しいものではない。腰の入ったストレートがクリーンヒットした感じ。って、分かりづらいか(笑)。

そして、ロース、とも三角と食べすすむうちにどんどん旨くなる。最後の肉を食べ終わった後にまた肉を注文するのだが、人間とは哀しい生き物である。もう、その頃には最初に食べたカルビには戻れない身体になっているのだ。どうしても、5枚目に食べた肉以上の美味しさを求めてしまうのである。

結局は値が張る希少部位を注文してしまう。それがこの店の作戦であると分かっていても。ズルイ。本当にズルイ(笑)。

そんな私の焼肉へのこだわりや作法(笑)を朝日新聞のウェブサイト『DANRO』に書いた。もちろん、その舞台となっているのは『前沢牛舎 伏見屋』だ。是非、ご一読いただきたい。

danro.asahi.com