永谷正樹のなごやめし生活

「なごやめし」について書き綴ります。

美しく生きたい。

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私が20代、30代の頃、ドレスコードとまではいかないにしても、TPOへの配慮が暗黙の了解としてあった。つまり、高級フレンチであればそれなりの格好をしてくる、ということである。

何年か前にあるフレンチレストランへ取材へ行ったときのこと。ランチタイム終わりに行くと、ちょうど客がフロントで支払いをしているところに出くわした。若いカップルだったが、その男性の姿を見て、私は言葉を失った。

なんと、Tシャツに短パン、ビーチサンダルという出で立ちだったのだ。彼を会計を済ませると、サンダルをペタペタと鳴らしながら帰って行った。ドレスコードというのはもはや死語であると悟った。

同時に、彼らはとてもソンをしていると思った。目一杯にオシャレをして、好きな人と食事をするという楽しさを知らないのだ。コンビニへ行く感覚でフレンチレストランにも行くという感覚というかセンスは理解に苦しむ。

逆のパターンもある。高級車でファストフード店やファミレスへ行くのもいかがなものかと思う。高級車を買うお金があるならば、もっと相応しい店があるだろうに。高級車に乗っている人が煽り運転をしたりするのも同じようなものを感じる。

それは、貧しさだ。心の。高級店にTシャツに短パン、サンダルで行く人も、高級車に乗ってファストフード店へ行く人も正直、カッコ悪い。美しくない。

分相応、ということを私は言いたいのではない。お金を持っているとか持っていないとかに関係なく、カッコ良く、美しく生きたいのだ。わかるかなぁ。

写真は、ある日の朝食。本文とまったく関係ないと思うだろうが、実はそうではない(笑)。毎朝、私は冷蔵庫にあるものを見て朝食に何を作ろうかを考える。そして、作りながらその日のスケジュールを頭の中で整理する。

このルーティーンは、モノを創る、私の場合は写真を撮ることや、文章を書くことだったりするが、その力を養うことに繋がっていると思っている。美しく生きることは、日常生活の中のほんの些細なことからはじめてもよいのだと思う。