永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

地元誌童貞。

f:id:nagoya-meshi:20191106231625j:plain

やっぱり、苦手だ。えっ!? 何がって?

昨日の現場で、地元誌の編集さんとライターさんと同席した。名刺を渡すと、私のことを知っている様子だった。

「○○さんはご存じですか?」と聞かれたので、

「いえ、存じ上げません」と答えた。さらに、

「では、○○さんは?」と、編集さん。

「いえ、存じません」と、私。

このように、まったく話が噛み合わないのである(笑)。

四半世紀、出版メディアの世界にしがみついているが、ただの一度も地元誌の仕事をしたことがないから、そりゃ無理もない。

きっと、私の印象悪かっただろうなぁ。生意気だと思っただろうなぁ。いや、申し訳ない。地元誌童貞の私を許してほしい。

あと、驚いたのは、私のことを“名古屋めしライター”として認識しているということ。たしかに、ブログのタイトルにもなっているように、数多くの名古屋めしを取材してきた。

しかし、それ以上に和食やフレンチ、イタリアン、中華にも足を運んだし、今も取材している。取材テーマはグルメであり、名古屋めしはその中の1つにすぎないと私自身は思っているのだが。

また、最近では、グルメ取材のはずなのに、その人のものの考え方や人生観に迫ったりもしている。もう、何が何だかわかりゃしねぇ(笑)。

突き詰めると、人が、好きなのだ。

最近、テレビ東京の『家、ついて行ってイイですか?』をよく見るようになった。市井の人のリアルな生活ぶりや生きざまにスポットを当てた番組である。

私もジャンルに関係なく、市井の人の現在、過去、未来と、とことん話を聞いてみたい。それは、どんなドキュメンタリーよりも面白いと思う。