永谷正樹のなごやめし生活

「なごやめし」について書き綴ります。

記録と記憶。

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料理人が腕をふるった料理は、

味覚のみならず、

視覚や嗅覚、聴覚、触覚と

五感で感じる究極の芸術である。

私はそう思っている。

 

では、写真とはいったい何なのか?

  

愛する人を写した写真には、

2人で過ごした日々、

楽しかったことも

苦しかったことも

そこに写っている。

 

街を歩いて写した写真には、

そのときの心境、

喜びや悲しみも

そこに写っている。

 

料理を写した写真には、

その味や温もり、音のほかに

料理を一緒に楽しんだ人との思い出も

そこに写っている。

 

無機質なカメラの

シャッターを押せば、

レンズの前にあるものが写る。

 

それと同時に

ファインダーを覗き、

シャッターを押す

人間そのものも写ってしまう。

 

印画紙に焼き付けられた、

モニターに映し出された

人や場所、ものは、

記録であり、

記憶でもあるのだ。

 

願わくば、

たった一枚の写真から、

多くのことを感じてもらえる

厚みのある人間に

私はなりたい。