永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

私の美学。

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今日、ツイッター経由でキー局の某番組スタッフの方から連絡があった。久しぶりにキー局からの出演オファーかと思いきや、

「番組が選んだメニューを、『名古屋めし評論家であるナガヤさんが太鼓判!』というカタチで紹介したいんです」とのこと。

早い話が“名前貸し”である。まぁ、こちらでリサーチしたり、コメントをしたりする必要はなさそうなので快諾したが。

そういえば、最近はほとんどテレビに出ていない。というか、まーったく声がかからない。私自身もテレビや講演の方に気持ちが向いておらず、今は私の原点である写真と文章に力を入れようと思っているから、仕方がないといえば仕方がない。

ただ、名前を売るにはやはりテレビが強い。メイク×撮影イベントがレギュラー化したら、自分でプレスリリースを書いてテレビに売り込もうと思っている。

メイク×撮影の面白さは、まず、キレイにメイクした姿を写真というカタチで残せることが挙げられる。これは当然のことだ。実はそれ以外にも沢山ある。

これはメイク担当の山村えり子さんから聞いた話だが、「40代や50代の方の中には20代や30代のときからメイク法が変わっていない方が多い」という。

歳を重ねればシワもできるし、肌もたるんでくる。その状態で若いときのメイクをするからどうしても違和感が出るのだ。シワやたるみを隠す“若作り”ではなく、自然に見せつつも、眉やアイライン、唇とポイントをしっかりおさえることで“若見え”させるのが山村流メイク術なのだ。

しかも、それをフォトスタジオと同じような空間、芸能人や有名人でしか立ち入ることができなかったシチュエーションで撮影するのだ。この非日常的な体験もまたメイク×撮影イベントの醍醐味なのである。

テレビ局の皆様、このメイク×撮影イベントを仕掛ける私と山村えり子さん、そして、イベントに参加する人たちを是非、取材してください。

さて、ここからは余談。私は自分のことをまったくオシャレだとは思っていない。でも、これは以前にブログに書いたが、TPOに合わせて着ていく服を選んでいる。フレンチやイタリアンなどのレストランや少しかしこまった和食店ではやはりジャケットくらいは羽織っていく。

服を買うのはもっぱらGUかユニクロだが、自ら選んだものを買うのも私のこだわりだ。服選びの基準は若者とおじさんのボーダー(笑)。同世代の中には、女房が買ってくるものを黙って着る人もいるもんな。それは絶対に嫌だ。多少大げさに言うと、「美学」ということになると思う。生きる上で美学を持つこと。それだけで人生はもっと楽しくなると思うんだ。