永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

飯自爆テロ。

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この土日は、ずっと仕事場に籠もって原稿書き。私の本業であるグルメ記事なので、あまり苦にならなかった。って、成長したな、私も(笑)。ライターと名乗る者が文章がキライってのもいかがなものかと思うし、それをアケスケにブログに書くという神経もどうかしてるぜ(笑)。

さて、グルメ記事は、店の雰囲気や店主の人柄、そして何よりも料理の味を思い出して書くから、困ることも多々ある。味の伝わり方や心の動きなど描写をリアルに再現すればするほど、フラッシュバックが起こる。その結果、腹が減るのである(笑)。

夜中に書いていたりしたら、もう大変。しかも文章だけでなく写真まであるから、飯テロならぬ、飯自爆テロ(笑)に悩まされることとなる。家族が寝静まった夜、一人PCの前で悶絶する中年男を想像してみてほしい。アダルト動画を見ての悶絶ならまだ許されるかもしれないが(笑)、自分の文章と写真で腹が減って悶絶って、変態ぢゃないか!これまたどうかしてるぜ(笑)。

しかも、悶絶するだけでは終わらない地獄はまだ続く。例えば、旨いラーメンの記事を書く中でフラッシュバックを起こして腹が減る。しかし、食べようにも夜中だから店は開いていないし、仮に開いていたとしてもそこへ行く時間的な余裕はない。

そこで、ガマンして、ガマンして、翌日の昼に家にあるインスタント麺で妥協することにする。当たり前だが、記事に出てくるラーメンとはまったく別物。これじゃガマンした意味がない。

それがストレスになっていく。本物を食べなければ解消することができない。でも、原稿に追われて食べに行けない。これを地獄と言わずして何というのか。「なんだそりゃ!?」という声というか、ツッコミが読者の皆様から聞こえてきそうだが、私もそう思う(笑)。

われながらバカな仕事だな、ほんとに。あー、腹減ってきた(笑)。

 

※写真は最近取材した某店のラーメン(どの店かわかっていても言わないで・笑)。今、いちばんコレが食べたい(笑)。