永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

右と左。

f:id:nagoya-meshi:20200408230907j:image

今日のブログは、多くの方に嫌われる覚悟で書く。読んで不快な気分になられたら、「はてなブログ」の読者登録やSNSのフォローを外したり、ブロックしてくださっても構わない。

今回のブログ記事を書くにあたって、まず、私の立ち位置を明らかにしておく必要がある。右翼も、ネトウヨも、左翼も、パヨクも大っ嫌いである。

世界でも類い希な日本の皇室を私は誇りに思っているし、敬愛もしている。が、世間的に「保守」とされている現政権と与党を支持していない。打ち出す政策や外交、すべてにおいて国民のことを「おおみたから」として健康と幸福を祈ってくださる

天皇陛下の大御心に背いているとしか思えないのである。

皇室を敬愛しているという時点で左翼からは「右翼だ!国粋主義者だ!」と、現政権を支持しないことで右翼からは「左翼だ!共産主義者だ!」と、それぞれからレッテルを貼られるだろう。私は右なのか、それとも左か。いったい、どっちなんだ。って、どうでもいいわ。

レッテルを貼るだけ貼って、それ以上は何もしない。つまり、排除するだけ。私が右翼も左翼も大嫌いな理由はそこにある。先日のブログにも書いたけど、いがみ合うのではなく、きちんとエビデンスを示しつつ、是々非々できちんと議論すればよいのだ。でも、決して議論をしようとしない。

そもそも、議論の目的が相手を打ち負かす、論破するところにあるのだ。遺恨を残すことはあっても、そこからは何も生まれないし、発展もしない。同じ思想や信条を持つ者同士が集うSNSでは、誰かが吠えるたびに「いいね!」と賞賛され、発言もどんどん過激になっていく。誰もそれを止めることはない。それが私は怖い。

仮に、日本国内で思想による民族の分断が起こったとしたら……。いや、すでにもう起こっているかもしれないな。こんな状況を誰がいちばん喜び、得をするのか。それは右翼の大嫌いな中国や韓国、北朝鮮だろうし、左翼の嫌いなアメリカだろう。

そうなると、彼らが常日頃から大きな声で訴えている「国を愛しているんだぁぁぁ!」とか「国を思うから言ってんだぁぁぁ!」ってことが何の意味も持たなくなる。いったい何をやってるのかわからない。

ここからが大事なこと。私の友人にも右翼的な、または左翼的な思想を持つ人はいる。でも、「あいつは右翼(または左翼)だから」と、友達の関係を絶とうとは思わない。思想や信条が違うことと、友達であることは私の中では関係ないのだ。

新型コロナウイルスの感染拡大における政府の対応、とくに「マスク2枚」のことでSNS上で賛否が分かれている。新型コロナウイルスは人々の命を奪うだけではなく、人との繋がりやコミュニティも破壊する。今、この状況で右と左に分かれていがみ合っていては、それこそ新型コロナウイルスに屈したことになる。そこに気がつくべきなのだ。

人間は白と黒、右と左といった具合に分けられるような単純なものではない。もっと複雑なものなのだ。