永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

アイドリング。

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編集担当や広告撮影のクライアント様から、今月に予定していた仕事がキャンセルになったという連絡が相次いでいる。

昨日までに取材した分の原稿4本と、これから取材予定(これらもどうなるかわからない)の4本の計8本の原稿を書けば、今月は終了。イッキにヒマになってしまった。

当然のことながら、売り上げもガタ落ちである。約20年前、すべてのレギュラー仕事を失ったときは、誌面のリニューアルだった。私がカメラマンとして、ライターとして、もっと実力があれば、刷新後にも連載をもらえただろうが、当時は力が及ばなかった。それを認めたくない気持ちもあったが、これからの暮らしを考えたとき本当に仕事を辞めようかとも思った。

今回もキャンセル電話が続いたときは気分も落ち込んだ。でも、誰が悪いというわけではない。だから、嘆いても仕方がない。そうだ。愚痴ったり、ボヤいたりしたら「負け」としよう。そんなときは自分の顔を思いきりグーパンチ。

そもそも、仕事のキャンセルは、取材先の方々の、そして私の命を守るために下した決断なのである。それを感謝こそすれ、愚痴ったりするのはオカド違いってもんだ。

今までそこそこ忙しかったので、休みをもらったと思ってのんびりと暮らそうと思っている。普段はやらないことにチャレンジしてみるのもイイかもな。ウォーキングを習慣化してダイエットでも……してみようかなぁ。

あっ!ブログの読者様とオンライン飲み会をやっても楽しそうだなぁ。って、私のような面倒くさいおっさんと呑んでも楽しくねぇか(笑)。

まずは、ずっとほったらかしになっている自分のホームページの制作を再開させよう。あ、その前に仕事場も掃除しなきゃな。機材のメンテナンスもやろう。

もちろん、毎日ブログを更新するのは仕事だろうが休みだろうが関係ないので、これまで通り書く。時間があるので、1日に2本以上書く日が出てくるかもしれないのでご期待ください。

今、テレワークをしている方も多いと思う。ひょっとしたら、新型コロナウイルスの終息後の世の中は、これまでの仕事のスタイルから大きく変わるかもしれない。しかし、私は「取材屋」なので、現場へ行かなきゃ意味がない。

現場から伝わってくる熱量と、聞き手・書き手・撮り手である私の熱量とが織りなす記事で世の中を明るくするのが私の使命なのだ。とにかく、新型コロナウイルスが終息したら、スタートダッシュができるようにしておこう。これは業務停止ではなく、アイドリングなのである。