永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

夜の過ごし方。

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新型コロナウイルスの感染が拡大する前からだが、あまり夜に出歩かなくなった。呑みに行かなくなったって話だけどね。40歳くらいから酒も弱くなったし、正直、呑みたいとも思わなくなった。美味しいものは食べたいとは思うけど。酒は旨い料理をアシストするものだと思っている。

夜に出歩かないからといって、家族の時間を大切にしているわけでもない。20時半頃に2階にあるリビングで夕飯を食べ終えたら、私は1階の仕事場に直行して仕事をしたり、ネットを見たりして過ごしている。その間、女房も子供も1階にくることはほとんどない。最近はあまり仕事もしてないから、引きこもりのニートじゃねぇか(笑)。

なぜ、呑みに行かなくなったのか。たぶん、いや、間違いなく、ブログを書かねばならないからだ。夜遊び好きや酒好きからすれば、なんとツマラナイ人生を送っていると思われるだろう。何を隠そう、私も少しだけそう思う(笑)。ブログにオノレの人生が振り回されてるじゃないか。オレはいったいナニやってんだか、と思わないでもない。

フツーの人って、夜はどう過ごしているんだろう。あ、ここからは私の想像ね。仕事が終わったら、呑みに行ったりするのか。それこそ、おねえちゃんがいる店にも行くのか。で、酔っ払って帰ってきて、テレビ見て、風呂入って寝る、みたいな?

外へ呑みに行かない日は、どうするんだろう。晩酌しながら夕飯を食べて、ほろ酔いでテレビ見て、風呂入って寝る、みたいな?で、女房への罪滅ぼしじゃないけど、日曜日は一緒にイオンへ買い物に行ったりね。あくまでも勝手な私のイメージだが、逆にナニが楽しいんだろう(笑)。1ミリも羨ましいとは思わない。

ブログを書いていて、決して楽しいわけでもない。まだ、そんな境地には達していない。むしろ、嫌な思い出がフラッシュバックして心が押しつぶされそうになることもある。でも、自分にとっては必要なのだ。だから呑みにも行かずにひたすらブログのネタを探し、頭をひねりながらキーボードを打ち続けているのである。

何度も書いているが、ブログは自分自身と向き合う時間。この年だから、もう残されている時間があまりないから、余計大切に思える。逆にブログがなかったら、私は私でいられなくなる。だから、必要なのだ。

断っておくが、呑みに行きたくないわけではない。昨日のブログにも書いたように、料理人のセンスを同行した人と共有……。いや、それよりも誰かと語り合いたい。自分はこう考えているんだとか、こうしたいと思っているんだという話をしたいし、私も聞きたい。呑みながら深い話ができるということを喜び合いたい。

思えば、若い頃は酔いたいがために呑んでいたな。やはり、私も年をとったということだろうか。

 

※写真は、名古屋駅前『札幌 かに家』のテイクアウト「かにちらし三種」。タラバとズワイ、丸ズワイの食べ比べができる一品。