永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

楽しくなければ、仕事じゃない。

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仕事をやるか、やらないかを決める基準は、楽しいか否かだと思っている。そう聞くと、「仕事はそんな甘いもんじゃない」と、思う方もいるだろう。

きっと、そういう人は苦しい、辛いって思いながら働いているんだろうな。でも、家族のことを思えば頑張れる、みたいな。

それってスゴイと思う。尊敬する。

私はどうしてもそれができなかったから、カメラマン、ライターという仕事を選んだし、会社を辞めてフリーになった。

「いろいろと大変なこともあったでしょう」とも、よく聞かれる。

そりゃ、あるよ。でも、仕事をしているときには大変だと思ったことがない。何しろ、楽しいか否かで選んでるんだから。いちばん大変と思うのは仕事がないときですよ。その気持ちはフリーでなければわかるまい。

新型コロナウイルスの影響で約1ヶ月間にわたって、仕事がない日々が続いた。でも、自分でも驚くほど不安はなかった。取り越し苦労をしても仕方がないし、不安になったところで何も生み出さないと思ったからだ。それよりは何かやっていようと。

だから、HPを作った。完成してやることがなくなったら、気持ちだけは仕事モードだった。身体は動かしていないけど、心は働いているぞ、みたいな(笑)。

第一、今までそんないい加減な仕事をしてきたとは思っていない。おっ、少しは自分で自分のことを信頼できるようになったのかな。いや、開き直りだな。こんな風にしか生きられないんだから、仕方がないっていう。

緊急事態宣言が解除となり、、クライアント様や担当編集者様のおかげで、ほとんどコロナ前と変わらないペースで仕事をさせていただいている。本当に毎日が楽しい。

楽しくなくなったら、その仕事はスッパリと辞めると思う。苦しくて、辛いのが仕事と思っていないから。

 

 

※写真は、名古屋駅・JRセントラルタワーズ13F『とり五鐵』の「親子丼」。私は名古屋でナンバーワンの親子丼だと思っています。