永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

三洋堂書店様に感謝。

明日は、いや、もう今日だな。今日はいよいよ「メイク&フォト」イベント。三洋堂書店様にプレゼンへ訪れたのが、今年の初め頃だったと思う。4月の開催を予定していたものの、新型コロナの影響で延期となり、ようやく実現した。

ウラ話をすると、三洋堂書店様が「メイク&フォト」イベントを開催するメリットは皆無に等しい。皆様からいただく参加費の中から会場使用料として、本当に僅かな金額を支払うだけなのである。ポスターやネットの広告の制作費のことを考えたら赤字かもしれない。

Amazonをはじめとするネット通販の台頭により、今、書店は苦しい状況にある。三洋堂書店様とて例外ではなく、それを打開すべく、ありとあらゆる方法と可能性を模索してらっしゃると思う。

今のご時世はコストや費用対効果などが判断基準になりがちである。にもかかわらず、三洋堂書店様は数字で表すことができない私たちの熱意やお客様の満足度を基準にイベント開催にGOサインを出してくださったのだと思っている。本当にありがたい。

私もこれから本を買う際、安易にネットでポチッとせず、三洋堂書店様に足を運んで本を購入させていただく。あ、ちなみにメイク担当の山村はすでに三洋堂書店様のヘビーユーザーです(笑)。私も見習わねば!

この、書店という枠に捉われない柔軟さは、きっと新たな書店のあり方をいち早く示し、業界をリードする存在になると確信している。これからの書店は「本」というアナログな存在が持つ「温もり」がキーワードだと思う。

うまく説明ができないけど、そこへ行くだけで心が豊かになる、みたいな。カフェやバーとコラボしている書店が話題を呼んでいるのも、きっとそんな理由があるのではないかと思う。

本当に三洋堂書店様には感謝の気持ちでいっぱいだ。ええい!この際、名前を出してしまおう!マズかったらおっしゃってくださいね。伏せ字なりアルファベット表記なりに修正いたしますので。って、もう遅いか(笑)。
株式会社三洋堂ホールディングスの亀割卓様、浅井佐織様、秋田真紀様、村土薫様、皆様がご尽力いただいたおかげで無事、開催にこぎ着けましたことを心より感謝申し上げます。ありがとうございました!

今日は、訪れたお客様に喜んでいただけるよう、さらには、三洋堂書店様の集客につながりますよう、全身全霊で取り組ませていただきます!なんか、文化祭の前日のような心境だな。グルメ撮影では味わえない心地良い緊張感に包まれている。これもまた「メイク&フォト」イベントの醍醐味である。