永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ひつまぶしの弱点をクリアした『うな豊』の「まぶし丼」

以前、このブログで私はひつまぶしをあまり食べないということを書いた。湯せんした熱々の器にこらめた熱々の鰻、焼きたての鰻をのせた丼がいちばん美味しいと思っているためである。お櫃に入ったひつまぶしはどうしても食べているうちに冷めてしまうのだ。 …

「鉄板焼き太きしめん」は家族で食べた焼肉がヒント!?

麺類食堂で「天ぷらきしめんを赤つゆで」、「白つゆでかけきしめんを」など、さまざまなリクエストをする客がいるという話を耳にする。つゆを替えるくらいなら、まだカワイイものである。なかにはメニューにないものを求めるツワモノもいるらしい(笑)。今…

つゆと麺、具材のどれも完璧な一杯

ある冊子の取材で東区の『川井屋』へ行ってきた。創業は大正10年。店主の桜井太郎さんは、3代目。平成元年、23歳のときに店に立ち、今年で29年。先代から店を継いでから、新たに増やしたメニューはなく、逆にお品書きから外したメニューがあるという。 「昔…

姫路駅「えきそば」VS長命うどん「和風中華」。勝負の行方は…

先日、出張で兵庫県三田市へ行った。ホテル近くのコンビニで「姫路駅名物 まねきのえきそば」というカップ麺が目に飛び込んできた。ずいぶん以前になるが、姫路駅のホームにある立ち食いの店で「えきそば」を食べたことがあり、それがとても美味しかったのだ…

客のリクエストから生まれた「えびおろし」

たっぷりの大根おろしと大ぶりな海老天をのせた「えびおろし」。きしめんのほか、うどんやそばもある。温かいものも用意している店も多いが、冷たいつゆと麺で味わうのが基本だ。写真の「えびおろしきしめん(冷)」は、中区錦3丁目にある『総本家 えびすや…

オリエンタル「台湾カレーミンチ」を喰らう

台湾ラーメンに使う、ニンニクと唐辛子で味付けした“台湾ミンチ”をカレーにのせた「台湾カレー」。『元祖台湾カレー』で初めて食べたとき、私は「台湾まぜそば」以上に衝撃を受けた。これまでラーメンにしか使われることのなかった台湾ミンチをカレーに用い…