永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ハグのチカラ。

あ、最初に言っとくけど、引かないでね(笑)。 この前、21歳になる長男を抱きしめた。 台所で洗い物か何かをしているときだったから、手はふさがっていて、完全に無防備(笑)。で、後ろからギュッと。 身体と心に伝わってくる温もりっていうか、何ともいえ…

チャーラーのためのチャーハン。

今さら?と思われるかもしれないが、最近、町中華に注目している。きっかけは、『Yahoo!ライフマガジン』の取材で久しぶりに訪れた中川区八剱町『人生餃子』。 lifemagazine.yahoo.co.jp 店主の水谷伸二さんは、 「お腹一杯食べて、お客さんに元気になっても…

灯台もと暗し。

「灯台もと暗し」とは、このことである。 私の地元の飲食店といえば、チェーン店ばかりでまったく面白くないと思っていた。が、あったのである。イイ店が。しかも、頻繁に通る道に。 それは名鉄犬山線徳重名古屋芸大駅前にある『AFuRe kitchen(アフレキッチ…

なぜ、撮るのか。

「なぜ、撮るのか」 ずっと自問自答している。 食っていくために、撮る。 もちろん、それは否定できない。 オノレが撮った写真でお金をいただくわけだから、どうしたらもっとキレイに撮れるのかを常に考えている。 ときには、仕事場で照明機材を広げて、テス…

変態ホイホイ。

いたってノーマルな私だが、周りには変態が多い。 あ、ここで変態というのは、性的倒錯者だけではない。 昨年11月6日のブログでも書いたが、 nagoya-meshi.hateblo.jp 何かに対して独自の深いこだわりがある者のことを変態と呼んでいる。 私に変態を引き寄せ…

オノレを赦すこと。

「こうありたい」と願う心に反して、行動が伴わないとき、 「お前、何やってんだよっ!」って、 オノレの情けなさに、つい、怒鳴り散らしたくなるときがある。 理想と現実にギャップがあるからこそ、人は悩む。 できないことを嘆き、悲しみ、オノレを責める…

私の仕事。

Facebookでは、わりと頻繁にお知らせしているのだが、このブログで、私の仕事についてはあまり触れていないことに気がついた。 いや、ひょっとしたら、ブログの読者様の中には私が何者かも知らない方もいるかもしれない。 私、永谷正樹(ながや まさき)は、…

人生はドラマだ。同時に人生は学校でもある。

何かで読んだことがあるのだが、昨年亡くなったコラムニストの勝谷誠彦さんは、一日一食で、しかも「意味のある食事」を心がけていたという。 例えば、どこで食べるか。 例えば、何を食べるか。 例えば、誰と食べるか。 なかなか、そこまではこだわれないけ…

人生はドラマだ。

タイトル横に「『なごやめし』について書き綴ります。」とあるのに、一向に名古屋めしが出てこないブログです。名古屋めしネタを期待して訪れてくださった皆様、申し訳ございません(笑)。 一昨夜、アイプラザ半田で開催された「箕輪厚介トークライブ」に参…

敏腕編集者とSM女王様とニューパワー

昨夜の「箕輪厚介トークライブ」での話。 自分のチャレンジに対して、応援してくれる人を沢山作ることを「ニューパワー」というらしい。そして、彼らがお金を払って、自分のチャレンジを手伝う。 実際、箕輪氏には毎月5000円を払って、仕事を手伝ってくれる…

福田知鶴さん

福田知鶴さん。 名古屋のアラフィフ世代以上の方なら知らない人はいない、地元の人気タレントだ。CBC「ミックスパイください」や「興味の生ルツボ」、東海TV「ぴーかんテレビ」などでレポーターとして活躍していた。 私のフィールドは雑誌なので接点はまった…

「生きている」実感。

朝起きて、メシ食って、仕事して、またメシ食って、また仕事して、またまたメシ食って、風呂入って、またまた仕事して、寝る。 最近、この生活サイクルの中で自分自身が「生きている」実感が湧かなくなっている。すべて、ルーティーン。もちろん、仕事をいた…

辛かろうが、悲しかろうが

辛かろうが、悲しかろうが、〆切は待っていてくれない。 辛かろうが、悲しかろうが、仕事をせねば生きては行けない。 辛かろうが、悲しかろうが、腹は減る。 辛かろうが、悲しかろうが、一日は一日。 だから、平穏な日常を取り戻すべく、今日の昼は『長命う…

「大名古屋モノクローム」のリスタートは、写真家としてのリスタート。

今さら遅いと笑われるかもしれないが、もう一度写真と向き合いたい。 いわば、写真家としてのリスタートだ。 撮りたいものは山ほどある。が、残された時間はそんなにない。消去法でどんどん消していって、残ったのが、「名古屋」だった。オリンピック開幕や…

心の奥底からこみ上げる思い

身近な人が亡くなったとき、否が応にも自分自身の生き方を考えさせられる。 明日、いや、たった今、死んでも悔いのない人生をオノレは生きているか。 やりもしないうちに、オノレが勝手にできないと諦めていることはないか。 オノレの人生で何人の人に影響を…

大阪・日本橋『き田たけうどん』へ。

前からずっと行きたかった大阪・日本橋の『き田たけうどん』へ行ってきた。 店主の木田さんは、『釜たけうどん』時代に取材したことがあり、何年か前に「日本食学会」のイベントで再会した。その後、Facebookでも繋がり、木田さんが名古屋へ訪れたときに一緒…

旅。

ずっと、旅に出たいと思ってた。 旅は心の疲れを癒してくれる。 見知らぬ土地でいろんなものにレンズを向ける。 それだけでモヤモヤした心が晴れていく。

私は、渥美仁規という料理人を一生忘れない。

私が名古屋エリアの取材・撮影を担当している『おとなの週末』(講談社ビーシー)は、読者目線によるグルメガイドがテーマ。取材する前に客として店へ行き、本当に美味しかった店を取材するのである。 もちろん、取材のために用意していただいた料理の代金も…

愛することよりも、愛されることの方が難しい。

飽きっぽい私が15年以上もグルメ取材を続けているのは、取材で出会う料理人たちがとても魅力的だからだ。 写真の名古屋・丸の内『濃厚中華そば 佐とう』の店主、佐藤昇さんもその一人。店は昨年10月にオープン。今や行列のできる人気店となっている。 私は昨…

親父の泪は次男にどう映っただろうか。

幼い頃は何でも話してくれた次男。 最近では思春期のせいか、話を聞こうとしても「どうせ自分の気持ちなんてわかってもらえないから」と、心を閉ざしている。 「話したくないなら話さなくていい。お前がどんな状態であっても、たとえ犯罪者であっても、オレ…

ライターの自分とカメラマンの自分

文字を書くことで自分の気持ちを整理できるのは、 ライターの悲しい性。 ずっとライターである自分を否定してきた部分があるけど、 今は書いて、書いて、書きまくるしかない。 ライターは、文字を書くことで気持ちを整理できる。 カメラマンは、心が乱れたと…

新しい僕の誕生記念日

思えば、昔から大言壮語と言われてきた。 周りからバカにされるほど僕は意地になり、なりたいと思っていた仕事に就いた。 評価できるのは、ただ、それだけ。 実力も才能もないのは、僕自身がいちばんよく知っていた。 それを大言壮語と勢いで誤魔化してきた…