永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

チャーラーの旅。15

名古屋でチャーラーを語る上で絶対にハズせない名店がある、らしい。名古屋市千種区大久手町にある『中国料理 松楽』がそれだ。 tabelog.com カメラマン仲間でB級グルメやローカルフードが大好きな夏目ちゃんから、「ここは旨い」という話を以前から聞いてい…

私の取材方法。2

「私の取材方法。1」の続きです。 さて、先日、このブログと私のFacebookに仕事の写真を載せた。 「こんなお仕事のオファーをお待ちしております」とのメッセージを添えて。 すると、Facebookのメッセンジャーで取材したことのある某有名店のシェフから早速…

私の取材方法。1

私が文章を書くようになったのは、23歳のとき。編集プロダクションに入社したのがきっかけだった。とはいえ、社長や先輩社員は皆多忙で、文章の書き方は誰からも教わらなかった。とにかく目前に迫る〆切に間に合うように、ヘタだろうが何だろうが書かざるを…

チャーラーの旅。14

私、永谷正樹は、いつの間にか「デカ盛り」の有識者になっていた(笑)。 ja.wikipedia.org ↑Wikipediaにこう書いてあった。 永谷正樹(ながや まさき) フードライター兼カメラマン1969年愛知県生まれ。名古屋商工会議所所属。愛知県の食文化(名古屋めし、…

スマホカメラの撮影講座を開催します。

名古屋市東区東桜にある料亭『神楽家』へ取材に訪れたとき、私が撮影し終わった料理を『神楽家』の日下智重子社長がスマホで撮影していたので、あるカメラアプリを教えてさしあげた。 kaguraya-nagoya.com 日下社長は大変喜ばれたので、 「スマホカメラの撮…

今日一日を悔いなく生きる。

アルコール依存症を患う夫のいる女性と話したことがある。 「病気のように治療するものではないんです。今日は飲まないと決める。それを繰り返すしかないんです。一滴でも飲むと、延々と飲み続けてしまいますから」と、彼女は語った。 おそらく、薬物依存や…

肩書き。

最近、CBCテレビで月~金15:49~19:00放映の『チャント!』に出演させていただいた。 hicbc.com 名古屋めし初心者であるタレントの菊地亜美さんを「なごやめしマスター」である私がお店に案内するというもの。 そこで私の肩書きが紹介されたのだが、「名古屋…

スガキヤカレー。

少し前になるが、名古屋のソウルフード『スガキヤ』がサイドメニューにカレーが追加されたと知って、食べに行ってきた。県外の方で『スガキヤ』をご存じない方は、下記のリンクをご参照ください。 www.sugakico.co.jp 「カレー・サラダセット」は、ラーメン…

チャーラーの旅。13

名古屋市内から刈谷市や安城市へ向かうとき、ずっと気になっていた店があった。大府市の『きょう和はんてん 中京女子大前店』だ。今は中京女子大ではなく、女子レスリングで有名な至学館大学になっているが。 tabelog.com 店の前を通るたびに、いかにも中華…

マツコ&有吉の名古屋めし論。

パソコンのHDDを整理していたら、2016年3月に「有識者」として出演させていただいた『マツコ&有吉 怒り新党』の動画データが見つかった。久しぶりに見たが、今見ても面白い。とくにマツコさんと有吉さんによる名古屋めしの分析は、かなりスルドイ。 「名古…

私の仕事論。

次男が高校生の頃の話。財布の中に1万円札がぎっしりと入っている友達がいたそうで、聞いてみると、そのお金は株の取引で儲けたものらしい。たぶん、親も株をやっているのだろう。株なんて大人であるテメェだけがしてりゃいいものを。義父も株やFXをやってい…

生きる。

うまく言えないけど、 「生きる」というコトバが好きだ。 うまく言えないけど、 「生きる」ことは、躍動感がある。 「生きる」ことは、力強さがある。 うまく言えないけど、 「生きる」ことが楽しいという人もいれば、 「生きる」ことが苦しいという人もいる…

料理の味や店の雰囲気は料理人の心境の顕れである。

30代前半の頃、わりと頻繁に通っていた店があった。夫婦で営んでいた20席にも満たない小さな店だった。大将の目利きで仕入れた魚介のお造りや焼き物、椀物、おばんさい……。本当に何を食べても美味しかった。 また、女将のフレンドリーな接客がとても心地良く…

きしころのシーズン、到来。

昼、あまりにも暑かったので、きしころを食べた。私にとって、夏の訪れを実感するひとときである。あ、喫茶店の壁に貼られたアイスコーヒーのポスターを見たときにも夏を感じるね。 写真は、セルフうどんチェーン『どんどん庵』のきしころ。つゆがキリッと冷…

50歳のおっさんも悩む。

ブログに書いた自分の文章を読み返すたびに思う。 なんてオレは女々しいんだ、と。 ブログには自分が今考えていることや 今の気持ちを嘘偽りなく、ありのままに書いている。 男なら黙ってろ! と、読者様も呆れていることだろう。 でも、わかってほしい。 そ…

アフリカの、ある部族の話。

昔、友人がこんなことを言ってた。 「アフリカの、ある部族が雨乞いをすると、100%の確立で雨が降る。なぜか?」と。 この話は、大学で講師をしていたときに、最後の講義で必ず話した。これから社会に出る教え子たちにエールを贈る意味で。 皆様は、この質…

うなぎのいちばん美味しい食べ方。

うなぎのいちばん美味しい食べ方は、ひつまぶしでもなく、うな重でもなく、うな丼だと思っていた。熱々に湯せんした丼にこれまた炊きたて熱々のご飯を盛って、たれをかける。そして、香ばしく焼き上げたうなぎをのせる。 熱さに耐えながら左手でしっかりと丼…

Mちゃん。

私にはカメラマンの仲間はそこそこ多い。しかし、ライターの仲間となると、ほとんどいない。いや、私自身が文章を書くのが苦手だと思っているから、あえてライターの方と交流するのを避けていたのかもしれない。 2年ほど前から地元のカメラマン、ライターが…

チャーラーの旅。12

GWに仕事をしまくったおかげでのんびりとした日々を送っている。書かねばならない原稿があるが、今週中に書けば問題ない。ってことで、今日は午前中をオフにしてブログを書こうかと。結局、PCの前に向かうことになる(笑)。でも、気分が違うからヨシとしよ…

30勝100敗。

お前は、ラクをしてないか。 お前は、妥協してないか。 お前は、自分を甘やかしてないか。 お前は、全力を出したのか。 お前は、誠を尽くしたのか。 お前は、自由に生きているのか。 お前は、精一杯生きているのか。 などなど。 いつも心の奥でもう一人の自…

このブログは、私の生きた証であり、遺書でもある。

このブログをはじめた頃は、写真や文章の仕事以外に「名古屋めし」についての講演会のオファーが沢山あった。そのレジュメを作ろうと、このブログをはじめたのである。 だから、2017年まではほとんど名古屋めしのことばかり。今でも名古屋めしについて書いた…

同慈同悲の心。

5月8日の午前、滋賀県大津市の交差点で信号待ちしていた園児の列に車が突っ込み、園児と保育士ら15名が死傷した。園児13名のうち、2歳の園児が死亡した。 生まれてから、わずか2年で亡くなった子供や残された親御さんのことを考えると、胸が締め付けられる思…

おとうさん大すきだよ。

古いシステム手帳のポケットから、息子たちからもらった手紙や、私が撮ったプリント写真が出てきた。 これは、「ムシキング」が流行っていた頃(2005年)なので、長男が7歳のときだ。と、いうことは、小学2年生くらい。長男は5歳頃から昆虫が好きになり、大…

私のGW。

私のGWは5月1日~3日の3日間のみ。それ以外は曜日に関係なく仕事をしていた。3日は、女房と長男の3人で渥美半島の先端、伊良湖へ行ってきた。次男は29日から東京旅行中だったので、このメンバーになった。 到着したのはお昼時。せっかく伊良湖に来たのだから…

おや?また覆面取材ですか?

これまで何百軒、いや、何千軒の店に取材へ行った。それをきっかけにプライベートでも食べに行くようになった店もある。名古屋市北区清水の『天ぷら かき揚げ 光村』もその一つ。 www.tp-mitsumura.com 初めて訪れたのは、おそらく15年ほど前。『おとなの週…

チャーラーの旅。11

長年の謎が解けた。 その謎とは、「チャーラーの旅。」3で紹介した、小牧市『ニーヨン』のお昼のサービスセットである。 Aの「ラーメン+炒飯」(580円)とBの「ラーメン(味噌・塩・醤油)+炒飯」(680円)の違いはどこにあるか、かれこれ20年くらい謎だっ…

ブログ再開から約4ヵ月。

ブログを再開させてから、約4ヵ月が経った。ライターとしてのスキルアップを図るため、毎日更新を心がけているのだが、これが実はかなり大変な作業なのである。仕事で疲れていたり、原稿の〆切間際になると、とてもブログを書く時間も気力もなくなるのだ。 …

生命の炎。

人は、何も持たず、たった独りでこの世に生まれる。 人は、何も持たず、たった独りでこの世を去る。 生命は、蝋燭に灯る炎のようなもの。 生命の炎は、必ず消えるときが来る。 そう意識したとき、 今日という当たり前の日が、 もう二度と訪れない、かけがえ…

大名古屋モノクローム「名古屋駅~伏見~栄」

「令和」を歴史に残るすばらしい時代にしようぜ。

平成最後の日となった昨日、とある寿司店へ取材に行った。そして、写真にある2種類の「うに」を食べさせていただいた。 左の軍艦巻きは、口に入れた瞬間、濃厚な旨みが爆発する。海苔の風味も相まって、口の中でいつまでも余韻が残る。それで酒が呑めるほど…