永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

欲望のリスト。

できる、できないに関係なく、思いつくまま、 自分のやりたいことを書き綴ってみる。 いわば、欲望のリスト(笑)。 とくとご覧あれ。 作品を撮りたい。 心に響く写真を撮りたい。 カメラマンとして売れたい。 心を揺さぶる文章を書きたい。 ライターとして…

義。

あるお店から、ネットの記事が公開されたことへのお礼状が届いた。 ご主人はネットどころか携帯電話すら持っていない、いや、持たない主義かもしれない。記事が公開されたことを伝えるために、私は記事をプリントアウトして、お店に送ったのだった。それを見…

ストレスフリー。

ストレスにはめっぽう弱い方だと自覚している。 だからこそ、たったの5年半しか会社勤めができなかったのだ。何がストレスかって、自分のやりたくないことをやらされるのが耐えられなかった。きっと、いや、間違いなく、サラリーマンには向いていなかったの…

それでも、生きていく。

辛かったことや 悲しかったことが フラッシュバックして、 胸が締め付けられる。 苦しみから逃れようと、 もがけばもがくほど、 オノレの汚さや 女々しさが 白日の下に晒されているようで、 余計に苦しくなる。 いっそのこと忘れようと、 死に物狂いで、 我…

再会。

昨日、取材である和食店へ行ったときのこと。店内、外観、そして料理を撮影して、店のことや料理について話を聞いた。私の場合、原稿を書く上であまり関係ないことまで聞いてしまうので、取材時間が長くなることも多々ある。 今回は取材のスタートが16時とや…

一粒で二度オイシイ。

今回は久しぶりに名古屋めしネタを(笑)。 先日、ドラマ『孤独のグルメ』の原作者、久住昌之さんがTwitterで こんなのが発売になりました pic.twitter.com/qb2fV72e43 — 久住昌之 (@qusumi) 2020年3月21日 と、うどんのつゆでいただく鳥取の「素ラーメン」…

ラーメン繁盛店と幸福な家庭生活。

先日、「ラーメンプロデューサー」なる肩書きを持って、日本国内のみならず、世界を股にかけて活躍されている方を取材した。どのような店が潰れるのか。または繁盛店になるのかを訊ねたところ、彼からとても興味深い話を聞いた。 「ラーメン店の仕事というの…

記念日。

3月20日は、私たち夫婦の結婚記念日。昨年が銀婚式だったので、今年で26年を迎える。記念日当日、すっかり私は忘れていた。大阪出張だったこともあり、結婚記念日の「け」の字も出さないまま終わった。 また、3月26日は、女房の誕生日。ちなみに今年で(以下…

美しさ。

「お前が言うな!」って、笑われるかもしれないが、美しく生きたいと思っている。 「美しく生きる」とは何なのか。ルックスはハゲ、デブ、メガネの三重苦(笑)の上、ファッションにも無頓着。って、悪かったな(笑)!外見的な美しさなんてのは、とうの昔に…

価格。

Googleの検索窓に「カメラマン」と打って、半角スペースを空けると、「副業」という文字が出る。って、オレは副業でやれるようなことを生業としているのか!? まぁ、Googleの検索窓に出るということは、実際にカメラマンを副業にしようと考えている人が多いっ…

父と母。

大阪での仕事が早めに終わった。いつものように現場近くのネットカフェで仕事をしようと思ったが、久しく父と母に会いに行っていないことに気がつき、京都の大谷祖廟へ車を走らせた。 春のお彼岸だけに、大谷祖廟は多くの参拝客でごった返していた。駐車場に…

コラボイベント企画中。

「ペルー料理」と聞いて、読者様は何を想像するだろうか。南米なので、私は豆やトウモロコシ、ジャガイモなどのごった煮のような料理やブラジル料理のシュラスコをイメージした。ところが、それは見事なまでに覆された。 上の写真は、少し前に日本でも栄養バ…

友達。

SNSを見ていると、不思議に思うことがある。「友達」が3000人以上いるのに、「いいね!」やコメントが数人だったりする。それ、どういう「友達」なんだろう?と。 SNSを利用してネットワークビジネスなどメシのタネにしている人もいるだろうし、リアルな人付…

大御所。

先日、業界の人ではない知り合いから「ナガヤさんって、名古屋では大御所ですよね」と、言われた。 お、おっ、大御所!?芸能人に例えるなら、サブちゃん的な?んなわきゃぁないぢゃないかぁ。私自身は若手だと思ってるし、いつでもヨゴレる覚悟もできている…

人生初メイク。

以前、自分のHPを鋭意制作中であるとお知らせした。今日はその進捗状況を報告させていただこう思う。コンテンツはだいたい決まり、現在は素材を集めている状態。いちばん困ったのが、自分自身の写真である。何しろ、私は撮る専門。撮られることはほとんどな…

愚直。

愚直、というコトバが好きだ。私の周りには愚直を絵に描いたような人が多い。昨日、『東洋経済オンライン』で紹介させていただいた名古屋市中川区戸田にあるラーメン店『富田屋』の店主、“やっさん”こと石黒靖浩さんもその一人だ。 toyokeizai.net 記事にも…

人気ブログランキング。

いつもブログをアップすると、Facebookでそれを告知する。同時に、「『人気ブログランキング』のバナーをポチッとお願いします」とのメッセージも添えて。 そりゃ3位よりも2位の方が嬉しいし、2位よりも1位の方がなお嬉しい。文章を生業としているのなら、絶…

お互い様。

東日本大震災のとき、 「絆」というコトバが 至るところで聞かれた。 絆。 東京と違って、 名古屋は東北出身者は少ない。 震災直後の電力不足による 計画停電もなく、 明らかに東京とは温度差があった。 それでも、地震や津波で 家族を亡くした人や 家を無く…

キレイゴト。

お前の言っていることは、 キレイゴトばかりだ。 もっと現実を見ろ。 世の中、そんなに甘くない。 これまで何人に言われたかわからない。 そんなことは ハナっからわかっている。 現実は辛いことばかりということも、 世の中は厳しいということも、 全部わか…

意味のある食事。

ブログ読者の皆様はすでにご存じだと思うが、私は毎朝、コーヒーをドリップして朝食を作っている。とは言っても卵を焼いたりする程度だけどね。毎日のことだから、目玉焼きばかりだと飽きてしまうし、スクランブルエッグやゆで卵にしたり、ときにはサンドイ…

おっさんの本気。

「年齢とともに仕事の量も増えていくものだと思ってた」 そう話すのは、写真専門学校の同期、ミサキだ。 nagoya-meshi.hateblo.jp 私も、そう思っていた。実際、雑誌やネットなどのメディアの場合、融通が利かない(と思われている?)年寄りよりも、才能の…

奥村真史さん。

最近、ありがたいことに、私を指名してお仕事をいただく機会が増えた。奥村真史さんもその一人だ。 出会いは……もう、10年くらい前になるのかな。奥村さんはグルメ情報誌『おとなの週末』の熱心な読者で、私のクレジット(名前)をFacebookでわざわざ検索して…

飯自爆テロ。

この土日は、ずっと仕事場に籠もって原稿書き。私の本業であるグルメ記事なので、あまり苦にならなかった。って、成長したな、私も(笑)。ライターと名乗る者が文章がキライってのもいかがなものかと思うし、それをアケスケにブログに書くという神経もどう…

日常の美。

「最後にご主人の写真も2、3枚撮らせてください」と、私は取材終わりにいつもお店のご主人のポートレートを撮らせていただいている。 「えっ!?じゃ、新しい割烹着に着替えるわ」と、慌てて取りに行くご主人を私は制止する。割烹着についた一つ一つの染みもま…

前向き。

高校時代、大好きだった彼女にフラれて打ちひしがれているときに、ある先輩がこんなアドバイスをしてくれた。 「彼女のこと、大好きだったんだろ?じゃ、次に誰かと付き合うときはもっと大好きになればいい。その次はもっともっと大好きに……っていう風に。人…

喜び。

昨日のブログで、 「 人は喜ぶことを糧に生きているのだ」 と書いた。 では、「喜び」とは何か。 例えば、新しい服やバッグを買う。 それも喜びには違いない。 例えば、好きな人と一緒に過ごす。 それもまた、喜びであろう。 しかし、同じ喜びでも、 それら…

負のエネルギーと新型コロナウィルス。

ブログを書く、この時間。 わずか30分くらいのひとときだが、 すごく、すごく尊い時間だと思っている。 今日の出来事ではなく、 今日、自分が何を考えたのかを振り返る。 自分自身と対峙する時間。 そりゃ、辛いことや、苦しいこと、 悲しいことばかりが心に…

自由な時間。5

その昔、愛知県下の中学校、高校では管理教育が行われていた。私なんかは、そのど真ん中の世代。校則でがんじがらめ。地元の進学校、N春高校に入る者が「勝ち組」とする風潮があった。 当時の担任の先生は、それを公然と批判した。 「ウチの学校からN春高校…

父。

昨日は、父の命日。 亡くなったのは8年前。 私が42歳のとき。 父が42歳のとき、 私が生まれた。 今でこそ、 40歳を過ぎて 父親になることは 珍しくはない。 しかし、 当時はレアケース。 家に遊びに来た友達が父を見て、 「ナガヤの父さんって、 お爺ちゃん…

今。

私がフリーとなった'95年、出版業界ではバブルのピークを迎えていた。26歳の駆け出しの私が何とか食べていけたのもそんな背景もあったからだと思う。 当時愛読していた『宝島』と『SPA!』、『週刊プレイボーイ』の仕事がしたいと思っていた。実際に編集部を…