永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧

欠点があるから愛おしい。

立川談志は落語を「業の肯定」と定義した。 赤塚不二夫は「これでいいのだ」と現実を肯定した。 世の中ではクリーンであることや、品行方正さがヨシとされるムキがあるが、10人が10人そうだったら、面白くも何ともない。 っていうか、気持ち悪い。ロボットじ…

夜桜と、ふたりの時間。

今夜は女房と地元の桜まつりへ行ってきた。 少しだけ写真を撮ったので載せようと思う。 4:3の写真は、RICOH GXR + GR LENS A12 28mm F2.5、3:2の写真は、Nikon ZF + TAMRON 35-150mm F2-2.8 Di III VXD(マウントアダプター使用)で撮影した。 撮っていて…

担々麺ジャンキー。4/身体が求めていた一杯

ここのところ、身体が無性に求めていたのである。担々麺を。 とはいえ、名古屋市内の有名店まで車を走らせるのは面倒くさい。今日は土曜日で天気も良いから、道路も混んでいるだろうと思うと二の足を踏んでしまう。 丸源ラーメンなどチェーン店の担々麺も頭…

チャーラーは“タイミング”で決まる。

拙ブログで「チャーラーの旅。」を書き始めたのが2019年2月。もう7年も経っている。 最近思うのは、チャーラーの優良店は味もさることながら、提供するタイミングにあるということだ。 これはチャーラーに限らないかもしれない。 例えば、餃子が名物の日本最…

女房の誕生日に、分析してしまう男。

今日、3月26日は、女房の◯回目の誕生日。 家でケーキを食べるのもよいが、外でお祝いをしようということになり、近所にオープンして間もない『PISOLA(ピソラ)』へ行ってきた。 運営するピソラは滋賀県草津市に本社があり、昨年12月に串カツ田中ホールディ…

ライター/カメラマン30年、その先。

ここのところ、1日1本のペースで原稿を書いている。 昨日はwebメディア、そして今日は来月初旬〆切の長文原稿を書き終えた。これでひとまず、急ぎの仕事は片付いた。 とはいえ、ホッとひと息つくことができないのがライター稼業の辛いところだ。 ひと息つい…

好きである、ということ。仕事が続く理由

少し前、ある飲食チェーンの社長がインタビューで「飲食に興味がない」と発言して、私は度肝を抜かれた。バズらせるためにメディアに乗せられた面もあるのだろうが、料理へのこだわりよりもフランチャイズに興味があるのは、どうやら本当のようだった。 先日…

されど、写真。

2回目の裁判が終わった。 相手方から反論をまとめた準備書面が届いたのは19日(木)。20日(金・祝)から22日(日)まで3連休だったため、私の反論は裁判当日である今日に提出するしかなかった。 そのため本日の裁判では審議材料が十分に揃わず、相手方は4月…

明日の裁判、頑張りますネスカフェ。

私の女房は、かなりの天然である。おそらく義母からの遺伝だと思っている。 義母は、洗顔フォームで歯を磨いたり、クイックルワイパーにシートを付けずに使ったりと、いろいろやらかしていた人なのである。 義母自身は自分が天然であることを認めていたフシ…

オレは自由だよ。

結婚して静岡で暮らしている長男が、昨日から帰省している。今、私は滋賀県へ出張中だけど。 これは今朝、女房から聞いた話だ。 長男が勤める会社は1月が繁忙期で、残業が続いていたらしい。会社が定める残業時間を超過すると、産業医の検診を受けなければな…

準備書面を書きながら気づいた、相手の矛盾。

昨日、相手方弁護士から準備書面がFAXで送られてきた。 ちなみに第2回目の裁判は週明け3月23日(月)11時から。 その場で反論することもできるが、私は法律の専門家でもなく、弁護士も雇っていない。感情任せに反論しても墓穴を掘る結果になりかねない。 そ…

RAWデータが意味するもの。

大阪での仕事を終え、昼食を済ませてスマホを見ると、裁判所からの着信履歴が残っていた。 折り返し電話をすると、相手方弁護士が準備書面をFAXしたので、届いているかの確認だという。 本来なら、大阪まで来たついでにライター華子とお茶をする約束をしてい…

リサーチ完璧、結果ゼロ。

出張の楽しみといえば、やはり「食」である。 出張ついでに「チャーラーの旅。」を楽しむこともあれば、その土地の人気店を訪ねることもある。 ただし、郷土料理の店にはあまり行かない。観光客が集まる場所には、そこで暮らす人々の日常というより、どこか…

結婚32年、という奇跡。

昨年、私がフリーランスになって30年を迎えた。それよりも長いのが、女房との結婚生活だ。今月20日で32年になる。 私はダメ人間だから、家庭生活には向いていない。これまで何人もの占い師が、口を揃えて「家庭運だけがよろしくない」と言った。いや、わかっ…

ダメな自分でもよくね?

心に思い描く理想の自分と、現実の自分。真面目な人ほど、現実のダメな自分を受け入れられないものだ。 人の悩みの多くは、この理想と現実のギャップから生まれる。 ここ最近、「自己肯定感」という言葉をよく耳にする。しかし、それも良し悪しだと思う。普…

今夜はうなぎ。

昨日の夜から、今夜はこれを食べようと決めていた。 三河一色『うなぎの兼光』のうなぎ。しかも、冬場でもおいしい「めすうなぎ」だ。三河一色では「艶鰻(えんまん)」というブランド名で売り出している。 めすうなぎについては、詳しくは下記の記事をご覧…

高松のちゃんぽん。

高松まで来て、うどんを食べずに帰るわけにはいかない。とはいえ土地勘がまったくない。そこでGoogleマップで周辺を検索し、評価の高い店へ向かうことにした。 訪れたのは『松下製麺所』。ドラマ『孤独のグルメ』にも登場したらしく、地元ではかなり知られた…

チャーラーの旅。58

香川県高松市へ行ってきた。取材は翌日の午前中からなので、夜中に到着してホテルで寝るだけでもまったく問題はなかった。が、昼過ぎに名古屋を出発したのは、その日の夕食にどうしても食べたかったチャーラーがあったからだ。 香川県といえば、さぬきうどん…

人はなぜ、涅槃に惹かれるのか。

「おやじ、涅槃で待つ」 その遺書を残して自ら命を絶った俳優、沖雅也。1983年、今から43年前のことだ。当時、私は中学1年生で、「涅槃」という言葉の意味もわからなかった。 涅槃とは、一切の煩悩から解脱した究極の悟りの境地であり、そこから転じて釈迦の…

あの日、私は長崎へ向かっていた。

2011年3月11日、私は長崎行きの飛行機に乗るために空港へ車を走らせていた。 名古屋高速を抜けて、知多半島道路へ。直線道路を走っていると、道路がぐにゃぐにゃと曲がったような不思議な錯覚に陥った。 無事に空港へ到着して、定刻通りに出発した。 東北で…

AIは書けても、取材はできない。

遅ればせながら、私もチャットGPTを使い始めた。あ、主に書いた原稿の誤字や脱字、表現の重複などをチェックしてもらうだけですけどね。 あまりにも便利なので、そのうち取材したデータやテキスト、音声なんかを入れるだけで、ライターの代わりに原稿を書い…

フィナンシェ、ナメてたわ。

今日の午前中は、名古屋商工会議所の会報誌『NAGOYA』で連載中の「経営者のとっとき」の取材・撮影で名古屋市内の某高級スイーツ店へ。 何が高級かって、フィナンシェですよ、フィナンシェ。お土産とかで貰うと何となく嬉しい、あれですよ。 だいたい、ほら…

次男、ライターになる。

読者様に、ずっと黙っていたことがある。川崎で暮らしている次男のことだ。 次男は新卒で入社した会社を辞めた。昔のように終身雇用でもないし、ストレスを抱えながら働いて心や身体を壊すくらいなら、別の道を選んだ方がいい。 それに、社会不適合者の私の…

「食」をテーマに書く理由。

カメラマン、ライターとして「食」にテーマを絞ったのは、『おとなの週末』の仕事を始めた2002年頃からだ。 私自身、食べることが好きということもあるが、いちばんの理由は、記事を見た人が幸せな気分になれるからである。 実際、食べ物の話は初対面でも会…

「愛してます」と言ってみた。

伸び放題で白髪が目立つ髪を切りに行き、昨日の定期検診のあと現場へ向かったため受け取らなかった薬をもらいに処方箋薬局へ。 それだけで午前中いっぱいかかってしまい、仕事のやる気はナッシング。ということで今日はオフにした。 本当に何もやらなかった…

焼津取材の帰り道、清水で少し寄り道。

今日は朝イチで定期検診。その足で、webメディアの取材のため静岡・焼津へ向かった。 取材先で、こんな言葉をかけていただいた。 「ナガヤさんが書かれた記事、拝見しました。読んで元気をもらえました」 嬉しいやら、恥ずかしいやら。思わず照れてしまった…

チャーラーの旅。57

愛媛県松山市への出張で、ずっと訪れたいと思っていた店へ行ってきた。愛媛名物の鯛めしでもなければ、鍋焼きうどんや焼豚玉子飯でもない。チャーラー、すなわちチャーハンとラーメンのセットである。 その店の最寄り駅は伊予鉄高浜線・山西駅。そこから徒歩…

家族の形と、カレーの中身。

子どもたちと一緒に暮らしていた頃から、夕飯のカレーを作るのは私の担当だった。子どもたちが巣立った後も、なぜかカレーだけは私が作っている。 ただ、子どもたちがいた頃とは中身がまったく変わった。 長男も次男もキノコが苦手で、炊き込みご飯やキノコ…

人生の「質」は変えられる。

私は、自分自身にとことん甘い。 原稿を書くのが嫌になって、うっちゃらかしてサボったり、昼寝したりしても、そんな自分を責めたりせず、「ったく、仕方ねぇな」と、赦してやる。 そんなふざけた野郎の人生が上手くいくわけがない。 めざしていたカメラマン…

バカ基準の貼り紙。

飲食店の壁やメニューに「お客様1人につき、1品以上注文をお願いいたします」と書かれているのを見たことがあるだろう。いわゆるワンオーダー制の告知である。 私は長らく、それは書かなくてもよいことだと思っていた。飲食店に入った以上、何かを注文する…