永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

「ゴソ」がライターをやっている不思議。

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小学生の頃、通知表に必ず書かれていたのが、「授業中、よそ見していることが多い」、「授業中、隣の席の人とのおしゃべりが多い」ということ。要するに、私は落ち着きがない「ゴソ」なのである。

皆様もよーく考えてほしい。そんな私が集中して原稿を書くことができるか否か。どう考えても無理でしょ、それ(笑)。でも、ライターとして仕事をしているし、業界もこんな私を受け入れてくれているようだから、世の中わからない(笑)。

先日、抱えていた原稿を1週間で7本、1日1本ペースで書き上げた。しかも、平日の昼間は取材や撮影の仕事もこなしながらである。あ、テレビの収録もあったな。自分でも呆れるくらい集中力がないのに、よくやれたと思う。火事場のクソ力とはまさにこのことである。

本音をぶちまけるが、原稿を書いていても、何一つ楽しいことはない。でも、書き終えた後の爽快感というか、解放感は何ものにも代え難い。マラソンランナーが42.195kmを完走した後もきっとこんな気分なのだろう。それを味わいたいがために書いていると言っても過言ではない。って、ひょっとして私はドMなのか(笑)。

原稿を書き終えて、余裕ぶっこいていても、いつの間にか書かねばならない原稿がたまってくる。取材してすぐに取りかかれば、〆切が集中する月末に苦労しなくてもよいのに、それができないのが私の至らなさ。

また、新しい月がはじまる。なるべく原稿を溜めず、ゆとりを持って取り組みたいと思う。