永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

チャーラーの旅。12

f:id:nagoya-meshi:20190507115350j:plain

GWに仕事をしまくったおかげでのんびりとした日々を送っている。書かねばならない原稿があるが、今週中に書けば問題ない。ってことで、今日は午前中をオフにしてブログを書こうかと。結局、PCの前に向かうことになる(笑)。でも、気分が違うからヨシとしよう。

さて、さほど反響がないのに、私が勝手に人気だという風説を流布していた(笑)「チャーラーの旅。」のアクセス数がジワリと増加しつつある。私の、独善的な思いを身勝手に綴った文章と比べると、1.5倍ほども差がある。みんな、欲望には忠実なのだ(笑)。

f:id:nagoya-meshi:20190507114311j:plain

今回紹介するのは、GWに訪れた春日井・勝川の『龍龍』。ここは知り合いのwebコンサルの社長に紹介していただき、たまに食べに行っている。

ryuryu2.com

あまりにも美味しかったので、『おとなの週末』のグルメ情報サイト『まとメシ』でも紹介させていただいた。

matomeshi.jp

ここは町中華ではなく、ラーメン店。ゆえに、チャーラーのセットはない。単品で注文せねばならないのだが、巷のラーメン店で出すそれとはまったくレベルが違うのである。

f:id:nagoya-meshi:20190507115833j:plain

まずは「中華そば」(750円※価格は2019年5月3日現在)。豚骨と鶏ガラのみを使用したスープは、豚と鶏の旨みを凝縮。奥行きがあって、飽きがこない。また、麺は自家製麺。加水率が低めで、適度なコシとのど越しの良さが特徴。

具材は、チャーシュー4枚とメンマ、うずら卵、ネギ、海苔と、デフォルトの「中華そば」でもたっぷり。特筆すべきはチャーシューだ。写真はバラ肉だが、脂の少ないロースも選択できる。

しかも、提供する前にチャーシューをセイロに入れて、麺を茹でる蒸気で温めている。斜めに切ったネギも麺に絡みやすく、普通にカットするよりも食感と香りが楽しめる。ちょっとしたことだが、やるのとやらないのとではまったく違う。それを熟知しているのだ。

f:id:nagoya-meshi:20190507120948j:plain

こちらは「炒飯」(600円※価格は2019年5月3日現在)。「半炒飯」(400円)もあったが、腹ペコだったので通常サイズを注文。ところが、1人前以上のボリュームにビビり(笑)、女房とシェアすることに。長男が頼んだ半炒飯が1人前のボリュームだったのだ。

炒飯にはさいの目切りにしたチャーシューがゴロゴロ。パラパラの食感なので、チャーシューの存在感がハンパない。肉の旨みもしっかりと感じた。油のしつこさがないのは、油を吸わせた卵がご飯全体をコーティングしているからだろう。もう、炒飯としては完璧と言ってよい。

ラーメン店がこれほどの炒飯を出すのである。町中華にとっては脅威かもしれない。