年をとると、独り言が多くなるのか。
仕事場で原稿を書いてるときは黙々と作業している。たぶん。
いや、ひょっとして何か呟いているかもしれないな。
今のところ、そんな自覚はない。
仕事で疲れたとき、私は庭のデッキに出てボーッとする。
このときに
「オレは……」と呟いていることに気がついた。
「オレは……」の後に続く言葉は声には出していない。
心の中でいろんなことを考えている。
例えば、
「オレはどう生きるのか?」
「オレは力を出しきっているのか?」
「オレは思うように生きているのか?」
等々。
すべて自分自身に対する問いかけだ。
自分の中では答えはハッキリしているのに。
まだ甘えている自分がいる。
まだ迷っている自分がいる。
まだ怠けようとする自分がいる。
それに打ち勝たねば、オレの人生はくそったれのまま
それに打ち勝たねば、オレに未来はない。
「オレは本気で生きる!」
「オレは全力で生きる!」
「オレは自由に生きる!」
と、断言する独り言を呟くようにならねば。