永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

ご当地インスタント袋麺の名作。

年を重ねるごとに若いときに好んで食べていたものがキツくなってきた。その最たるものがカップ麺である。食後に胃がもたれてしまうのだ。ラーメンはほぼ食べられない。焼きそばはペヤングのみ。うどんやそばはぎりぎりセーフ。最近では袋入り麺も食べなくなった。が、これだけは別。

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寿がきや食品の『名古屋名物 みそ煮込うどん』!県外の友人にお土産として贈ったこともあり、大変喜ばれた。名古屋人であり、フードライターの私が自信を持って勧められる逸品中の逸品だ。名古屋に数あるご当地インスタント袋麺の中でも名作だと思う。この日は涼しかったので、作ってみた。

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作り方はいたって簡単。鍋の中でそのまま2分、麺をほぐしながら2分、粉末スープを入れて2分の計6分煮込むだけ。ちなみに袋入りラーメンの場合、煮込み時間は半分の3分。パッケージにあるように、「旨さしみ込む強太めん」なのだ。

具材は冷蔵庫にあったネギと揚げを入れてみた。ただ、わが家には一人用の土鍋がないので、味噌煮込みうどん発祥の店という説もある一宮市の『太田屋本店』のように丼にイン。で、中央に卵黄を落として出来上がり。

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さすがに麺はインスタントゆえに生麺に敵わないものの、どん兵衛や赤いきつねの麺と比べると明らかに違う。しっかりとしたコシを見事に再現しているのだ。寿がきや食品もかなり苦労したに違いない。

また、つゆも粉末にしてはかなりのもの。味噌煮込みうどんには欠かせない白ご飯とよく合う味付け。とは言っても、辛いわけではなく豆味噌のコクを感じる味。ご飯を半分ほど残して、味噌煮込みうどんの〆に突入。それは……。

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ご飯の上に卵黄をオン!さらにその上からつゆをご飯が隠れるか隠れないかくらいの量を注ぐ。これで完成!豆味噌と卵黄の相性の良さときたら、めちゃくちゃ抜群なのである。いや、むしろ、私はこれが食いたいがために味噌煮込みうどんを注文するほどだ。

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で、もちろん、食べるときは卵黄を潰してご飯に絡める。これがもう、たまんないのよ。名古屋に生まれてきてよかったと思う瞬間である。このブログでご当地袋入り麺もシリーズ化しようかな。