永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

ゲスト講師。

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今年6月、大阪府高槻市にある関西大学総合情報学部で講義を行った。朝日新聞のウェブサイト『DANRO』編集長(当時)の亀松太郎さんが同大学で講師をしていて、ゲスト講師として呼んでくださったのだ。

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講義は2コマ(90分×2回、計180分)で1コマは、スマホカメラの撮影講座。もう1コマは、『永谷正樹、という仕事』と題した私の仕事論。

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思いのほか評判が良かったようで、今年の夏頃から「秋学期も是非お願いします」とオファーを受けていた。で、一昨日、再び関西大学へ向かった。前回と同様に、亀松さんと学食でランチを摂った後、講義開始。

前回はスマホカメラの撮影講座が先だったが、今回は順序が逆。100名くらいの学生を前に、私の仕事論について話した。

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私は写真専門学校や大学で講義をする際、「過去にこんなことをしてきたオレはスゴイだろー!?」ってことにならないように心がけている。まぁ、そんな人に誇れるようなことは何一つないのだが(笑)。

それよりは、現在進行形の話。50歳になって気がついたことや今夢中になっていることを話す。悩んでいることや凹んでいることも包み隠さず話す。その方が伝わるのだ。

私が彼らに伝えたかったことは、私自身がいつも自問自答している「お前は何者だ?」ということ。「関西大学総合情報学部○年の○○」という肩書きではない自分を見つけてほしいのだ。肩書き=アイデンティティーなんてクソつまらないではないか。

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1コマ目も2コマ目も皆、真剣に聞いていた。とくに2コマ目は、学生にとってはいちばん身近なスマホの写真だけに、とても楽しそうに写真を撮っていた。亀松さんに学生たちの感想を見せていただいたところ、概ね好評だった。

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講義を終えてから、京都・四条河原町にある日本酒バー『益や酒店』で打ち上げ。

masuya-saketen.com

亀松さんと日本酒をちびちび飲んでいると、店員さんが「ナガヤさんですよね?」と声を掛けられた。あれ?どこかでお目にかかったような……。

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Facebookとインスタで繋がっている竹村幹彦さんだった。5年ほど前に『週刊SPA!』の取材、たしかあれは「グルメマンガに出てきた店へ実際に食べに行く」という企画で当時はお好み焼き店で働いていた。

そんなサプライズもあり、ただでさえ旨いお酒と料理がより旨くなった。私も亀松さんもちょっと飲みすぎてしまい、帰りの新幹線でZZZ……。

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今回も貴重な経験をさせていただきました。亀松さん、ありがとうございました。