永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

打ち上げ。

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12月9日(月)に開催したイベント『アプリ不要!? プロフィール写真のススメ』で、写真はお一人様につき20枚以上撮影することになっていた。が、なかなかイイ表情が撮れないと沢山シャッターを切ってしまうし、逆にイイ表情をすると、余計に撮ってしまう(笑)。そんなこんなで100枚以上撮影したこともあった。メイク付きで8800円。めちゃくちゃおトクである。

正直、商売として考えたら、イベントはかなり効率が悪い。何しろ、11時~19時半まで途中1時間の休憩を入れるものの、ほぼぶっ通しで撮影するのだから。それはメイク担当の山村えり子さんも同じだろう。よっぽどフツーに仕事をしていた方が儲かる。

しかし、お客さんにカメラのモニターを見せたときの反応がダイレクトに伝わってくるのはイベントならではの醍醐味である。もちろん、取材の仕事で料理を撮ったり、そのこだわりを書いたりして喜ばれることもあるが、ポートレートはまた違った反応なのだ。さらに、イベントで撮影した写真を早速Facebookのプロフィール写真に使ってくださった方も多い。本当にありがたいことである。

また、イベント開催に向けて会場を探したり、打ち合わせをしたりと準備も大変だった。その中で、いつの間にか「イベントが終わったら打ち上げで旨いもんを喰おう!」が私たちの合い言葉になっていた。人間とは単純なもので、目の前に食いものをぶら下げると、簡単にモチベーションが上がる(笑)。もう、完全に高校の文化祭のノリ(笑)。

で、一昨日、相棒の山村えり子さんと、私のお気に入りの店である錦3丁目の『鮨古川』へ行ってきた。大将の握る寿司は相変わらず絶品。山村えり子さんも1カン頬張るごとに悶絶していた(笑)。

以下に料理の写真を載せようと思う。

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酒肴三品。どれも旨い。これらで最初に注文した生ビールをあっという間に飲み干した。で、二杯目は日本酒に切り替えて、寿司のスタンバイOK。

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平目の昆布締め。私の大好物。

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スミイカ。ねっとりとした食感とほのかな甘みが印象的。

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シマアジ。旨いんだな、これが。

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真鯛。私の中ではこの日いちばん美味しかったのがこれ。ネタとシャリの間にはさんでいるのは塩昆布。これがたまらない。お酒がすすみまくり。

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漬けマグロ。見よ!このエッジ!そして、シャリのふんわり感。伝わるかなぁ。

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サヨリ。さっぱりとした味わいが口の中をリセット。

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青柳。『鮨古川』で食べるのは初めて。三河湾産だそうで、甘みを感じた。

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甘エビの昆布締め。甘エビだけで食べても旨いのに、昆布締めにするとは!もう、「ヤバイ!」のひと言。

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トロ。口の中で瞬時に消えて、旨みと甘みがじんわり。そして余韻が。この儚さがイイんだよなぁ。

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マアジ。ちょこんとのせられた生姜がイイ仕事してる。

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ホタテ。軽く炙ってあり、旨みと甘味を引き出している。海苔も旨い。

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車海老。絶妙なゆで加減でしっとりとした食感に仕上がっている。

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ウニ。無類のウニ好きの山村えり子さんは悶絶しながらのたうち回っていた(嘘)。

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穴子。ギリギリ形を保っている状態。口に入れると、瞬時にとろけて塩で引き出された穴子の旨みとシャリの旨みが一つになる。

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アオサの味噌汁。ホッとするね。

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玉子。素朴な甘さが〆にぴったり。デザート感覚で。

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大将、いつもありがとう。ご馳走様でした。

訪れるたびに書いているが、1カン味わうごとに全身の細胞が喜んでいるのがわかる。おかげでイベントで疲れきっていた身体が復活した。

今後、山村えり子さんによるメイクと私、永谷のポートレート撮影は、イベント集客のための目玉企画として売り込む予定である。というか、イベントと同時進行で山村えり子さんが営業してくれていて、ありがたいことにすでに問い合わせも入っている。来年は山村×永谷のコンビで多くの人々の美を引き出し、喜んでいただければと思っている。えり子さん、頑張ろうね。