永谷正樹のなごやめし生活

「なごやめし」について書き綴ります。

一太郎。

f:id:nagoya-meshi:20200106230952j:image

1月3日に仕事用のPCをWindows 8.1から10へアップグレードした。その際、ワープロソフト「一太郎」で作成してバックアップをとってあったファイルが読み込めないという大トラブルが発生した。

バックアップしたファイルの中には、年末に書き終えた原稿があった。しかも、長文の原稿で文字数にして17字×180行。計3060文字。3日間悪戦苦闘の末にようやく書き上げて、年が明けたら編集部に送ろうと思っていた。このファイルだけは絶対に救出せねばならなかった。しかし、何度やってもPCの画面には

「ファイル形式が拡張子と一致していないため読み込めません」と、表示されるだけ。

翌1月4日は朝からPCと格闘した。Windows 7(仕事用のPCは、もともとWindows 7モデルだったらしい)にリカバリーして読み込んでみるもダメ。Windows 10をクリーンインストールしてもダメ。最新版の「一太郎2019」を購入して、そこから読み込んでもダメ。他にも考えつくすべての方法を試してみたがダメ。

PCに詳しい同業のM山が仲間内の新年会に参加した後にわが家へ立ち寄ってくれたが、彼のスキルでも原因が特定できなかった。こうなると、もうお手上げである。イチから原稿を書き直すしかない。覚悟をしていた。

だから、1月5日は〆切が目の前に迫った原稿を片っ端から片付けようと、これまた朝から晩まで書いて、書いて、書きまくった。おかげで2本の原稿を仕上げることができた。

しかし、週明けには取材が2本あり、週末にはその原稿を編集部に送らねばならない。他に広告撮影もある。と、なると、読み込めない長文原稿ともう1本の原稿の2本を書く時間がまったく足らない。それでもやらねばならない。〆切は待ってくれないのだ。最後の頼みは、「一太郎」の発売元であるジャストシステムのサポートセンターだった。

そして、今日。サポートセンターの受付開始時間は9時半。PCの時計を確認しながら、9時半になったと同時に電話をかけた。docomoもauもそうだったが、サポートセンターの電話は繋がりにくい。しかし、「一太郎」ユーザーが少ないのか、「担当者にお繋ぎいたします」というアナウンスの後、2コールほどで繋がった(笑)。

担当者に事情を話すと、問題のあるファイルをメールで送ることになった。

「少しお時間をいただいてもよろしいでしょうか?」と、担当者。しかし、私はライターであり、ファイルの中には〆切が迫っている原稿が入っていることを伝えると、

「それでは急いで取りかからせていただきます」とのこと。本当にありがたい。

今日は昼過ぎに取材が入っていて、インタビューの最中にサポートセンターから電話があった。正直、諦めていたのだが、「可能な範囲で修復してメールで送らせていただきました」とのことだった。

仕事場に戻って確認すると、なんと、完璧な状態で修復できているではないか!全身の力が抜けた。ここ3日間は生きた心地がしなかったので無理はない。本当に、本当によかった!

思えば、「一太郎」との付き合いは、1995年からだった。編集プロダクション時代の先輩にノートPC用の「一太郎dash2」を譲ってもらってから、ずっと愛用してきた。Windows 7から8.1にアップデートしたとき、それまで使っていた「一太郎2010」が使えなくなり、「一太郎2014」を購入した。

なぜ、Wordを使わないのか。まず、かな漢字変換ソフト「ATOK」を使うと、WordのIMEがバカすぎてまったく使う気になれないのだ。それと、書式設定のしやすさ。これも「一太郎」の方が圧倒的に優れている。また、カメラマンはMacユーザーが多いが、私はWindows。これも「一太郎」が使えるからにほかならない。

私はこれからも「一太郎」を使い続ける。「一太郎」は、カメラと同様に、私の大切な道具なのだ。