永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

ウルトラ集中力。

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年末に新しい仕事のオファーをいただいた。1月~3月まで各2本ずつの連載。1月は第2週。つまり、今日中に入稿しなければならない。年末の仕事納めの時期に取材アポをとって、1/6(月)と1/9(木)に取材へ行くことになった。

1/6(月)の取材は、翌日かその翌日に原稿を書けば十分間に合うので問題はない。しかし、1/9(木)の取材の翌日に撮影の仕事が入っていたので、取材から帰宅後に書かないと間に合わない。

編集プロダクションで働いていた頃は、そんなことは日常茶飯事だった。大阪で取材を済ませて、夜に会社へ戻ってから原稿を書いたこともあった。常に綱渡りのようなスケジュール。それが当たり前だと思っていた。

しかし、フリーとなって、自分で時間を管理するようになってからは、そんな無茶なスケジュールで仕事をすることはなくなった。今回は年末年始を挟んだので仕方がなかったのだ。

とはいえ、〆切は絶対。四半世紀の時を経て、「やってやろうじゃねぇか!」と、PCに向かった。夕飯を食べたり、入浴したりで、実質的なスタートは夜9時。取材で聞いたことや自分自身で思ったこと、考えたことを書いて、書いて、書きまくった。まさに、ウルトラ集中力である。

そして、明け方4時前に写真のセレクトやタイトル、見出し、キャプションまですべて書き上げることができた。

書くのが遅くなっているのは仕方がない。でも、20代の頃にやっていたことが五十路の自分にもできたことが嬉しかった。なんだ、やればできるじゃないかと。久しぶりに自分で自分のことを褒めてやった。

原稿を書き終えた直後にブログも書いた。結局、布団に入ったのは4時半頃。ところが、さっきまで脳をフル回転させていたからか、興奮して眠れない。浅ーく眠っては起きて、また浅ーく寝るの繰り返し。若い頃は泥のように眠っていたのに。おっさんは、エンジンの回転数が上がると、下がるまで時間がかかることを初めて知った(笑)。

ありがたいことに、ここ最近、私が書いた文章を評価してくださる方が増えた。文章については(写真もだが)まったく自信がないので、正直、めちゃくちゃ嬉しい。これも約1年間、ブログを続けてきたおかげだろう。やはり、「継続は力なり」なんだなぁ。