永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

美しさ。

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「お前が言うな!」って、笑われるかもしれないが、美しく生きたいと思っている。

「美しく生きる」とは何なのか。ルックスはハゲ、デブ、メガネの三重苦(笑)の上、ファッションにも無頓着。って、悪かったな(笑)!外見的な美しさなんてのは、とうの昔に捨ててるわっ!

では、内面的な美しさはどうか。ちっともやさしくないし、自己チュー。女々しくて、何かショックなことがあるとすぐに凹む。って、あれ?おかしいな?オレ、全然美しくないぞ(笑)。

まぁ、所詮、美しさというのは、人それぞれの主観である。学生時代によく聞いていた、ザ・ブルーハーツ『リンダリンダ』の歌詞に、

♪ドブネズミみたいに美しくなりたい

写真には写らない美しさがあるから♪

というフレーズがある。

はたしてドブネズミが美しいのか、という疑問を抱く。たしかに、ドブネズミは汚い。好きな人はいないと言ってもよいだろう。でも、それはあくまでも人間目線で考えた場合である。

ドブネズミは自分のことを汚いとは思っていないだろうし、ドブネズミはドブネズミの人生を、いや、鼠生をただ生きているだけなのだ。そこに「写真には写らない美しさ」があるのだと私は考える。

何が言いたいのか。

オノレの人生を嘘偽りなく、ありのままに生きることこそが美しく生きることではないのかと。たとえ、目を覆いたくなるほど醜い自分が現れたとしても、それもまた自分なのだと受け入れて、赦してやる。それができれば、人にもやさしくできる。そんな人生を生きたいものだ。