永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

動画撮影。

『メイク&フォト』の相棒で、メイクバイザーの山村えり子さんから、

「ナガヤさん、動画を撮ってもらいたいんですけど……」とのオファーをいただいた。おっ!ついにYouTuberデビューか!? はたまた『QTube』ならぬ『ETube』を立ち上げるのか!? と思いきや、彼女のクライアント様から、「YoutubeやHP上で配信できるような動画ってありますか?」との問い合わせがあったらしい。

とはいえ、私の本業はスチールカメラマンであって、ムービーは門外漢である。でも、これからの時代、ムービーも撮れなければ生き残っていけないと思っていたこともあり、オファーを快諾した。

山村さんも講師として生徒さんの前で話をしているが、カメラに向かって話す機会はほとんどない。キリッとしたイメージの彼女だが、ここだけの話、めちゃくちゃ「緊張しい」。

『メイク&フォト』のデモンストレーションで彼女をモデルにして撮影するときも、表情がカチカチ。外で歩いているところを撮ろうと思い、「向こうからこっちに歩いてきて」とリクエストするも、緊張のあまり右手と右足が同時に出る始末(笑)。話しかけたり、笑わせたりして何とか緊張をほぐして、何とか↓こんな写真が撮れるのである。

っていうか、オレがスゴくない(笑)?

『メイク&フォト』は、プロ同士によるコラボだが、今回はムービー撮影の初心者とカメラの前で喋る初心者のコラボである。しかし、一般の人からすれば、講師なら話せて当たり前。カメラマンなら動画も撮れて当たり前という認識かもしれない。

それに『メイク&フォト』における私の役割は、メイクしたお顔をさらに引き立てる「ツヤ肌フォト」を撮影すること。たとえ動画であっても、それを崩してはならないと思うのだ。だから、完全に仕事モードで撮影に挑んだ。

何しろ、メイクの動きがまったくわからないので、最初は彼女の動きについていけず、ドギマギしたが、回を重ねるごとに何となくコツを掴んだ。とはいえ、本職のムービーカメラマンからすればまだまだとは思うが。まぁ、依頼主である山村さんが喜んでくれたのでヨシとしよう。

コロナのおかげでスケジュールが空いてしまったと思っていたが、山村さんのおかげで新しいことにチャレンジする時間に充てられたのは本当にありがたい。そこから見えてくるものや、学ぶものは絶対にあると思っている。

それに、時間が空いたからといって、仕事をオフにしてしまったら、オンにするまで時間がかかるような気がする。先日、ブログにも書いた通り、アイドリングの状態でなきゃならないのだ。


※トップ画像は撮影終了後の記念写真。2人の距離が離れているのは、ソーシャルディスタンス(笑)。撮影はダンス教室に使用される広い場所で換気に注意しながら行いました。また、アルコール消毒を小まめにしたり、撮影時以外はマスクを着用したり、感染防止に務めました。