永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

メイク&フォト、始動。

雑誌やWebメディア、広告など、いろんな仕事が動き始めている。これらは担当編集者様やクライアント様あってのものだが、自分で判断をして、自分で行動を起こさねばならないものもある。

それが、昨年末からメイクアドバイザーの山村えり子さんとのコラボ、メイク&フォトである。本来であれば、4月を皮切りにハイペースで開催していき、今年の下半期には完全に定着させて、私の仕事のもう一つの柱として確立する予定だった。

が、新型コロナの感染拡大で大きく狂ってしまった。しかし、こんなことで凹む私ではなーい!ふふふっ、自分のHPの制作と同時進行でメイク&フォトのHPも作っていたのさっ!もちろん、これはえり子さんとのコラボなので、彼女にもコンテンツの決定や写真のセレクトなどガッツリと手伝ってもらった。

何しろ、写真がイイ(たまには自画自賛させてくれ・笑)ので、めちゃくちゃクオリティの高いHPができたと思ったものの、まだ足らないものがあった。それは実際にメイク&フォトに参加した方やイベントそのものの雰囲気が伝わる写真である。

えり子さんをモデルに撮影した写真は沢山あるが、彼女はメイク担当、いわば裏方なのである。それを全面に出すのはいかがなものかという結論に至ったのだ。

そこでえり子さんが知り合いに声をかけてくださり、昨日、ようやくデモンストレーションを行うことができた。協力していただいたのが、トップ画像に写っているさゆりさん(左端)と洋子さん(右)、直子さん(右端)。デモ撮影とはいえ、メイクも写真も本番とまったく同じ。

3人ともノリノリで撮らせてくれたおかげで、あっという間に撮影が終わった。あ、もちろん、手の消毒や換気、飛沫感染防止のためのマスクやメガネなど新型コロナの感染予防に最大限努めたのは言うまでもない。トップ画像は、すべて撮り終えた後、記念写真を撮るために一瞬だけ集まったものである。

とにかく皆、本当にイイ顔をしてらっしゃった。撮影した写真をカメラのモニターに映して見せるたびに、どよめきが起こる(笑)。それが嬉しくて、楽しくて仕方がない。撮り手である私にとっては、それがメイク&フォトの醍醐味である。

デモ撮影終了後、えり子さんと今後のスケジュールの確認などを打ち合わせした。その中で聞いたのだが、これまでメイク&フォトに参加してくださった方は、何かしらの決意を持って来ていて、写真を撮られることで、自身の中でその気持ちを揺るがないものにしているという。メイク&フォトの舞台裏ではさまざまなドラマがあるのだ。

かつて私は、「顔はその人の人生そのもの」と書いた。少し大げさになるかもしれないが、メイク&フォトで撮影した写真が新たな自分へと生まれ変わるためのきっかけになっているのだ。これはえり子さんも本当に喜んでいたし、私も写真家冥利に尽きる。

なお、メイク&フォトのHPは今月中に公開予定である。お楽しみに!

最後に、デモ撮影にご協力いただいた、さゆりさん、洋子さん、直子さん、ありがとうございました!えり子さん、お疲れ様でした!