永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

エッセイスト、デビュー。

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HP経由で仕事のオファーをいただいた。依頼主は、東京の編集プロダクション。あるフリーペーパーに1000文字程度のエッセイを書いてほしいとのこと。これまでテレビの出演オファーはHP経由であったものの、書く仕事は初めてのことだ。まぁ、テレビ出演も仕事なんだけど。

それにしても、なぜ私のHPに辿り着いたのか。気になるので、問い合わせフォームに書かれていた携帯電話に連絡をしてみた。

その方は、町中華が好きだそうで、ネットで検索したら私の記事がヒットしたらしい。で、私の名前をググってHPに辿り着いたというワケだ。つまり、町中華が繋いだご縁だったのである(笑)。何の記事だったのかまでは聞いていないが、取材させていただいた町中華の皆様、ありがとうございました(笑)。

わざわざ検索してくださり、問い合わせフォームまで書いてくださったことが嬉しくて、ありがたい。私はオファーを快諾した。とはいうものの、エッセイってナンだ!?それに、エッセイストという肩書きに私はあまり良いイメージを抱いていない。

エッセイも書く作家さんは本当にスゴイと思うし、尊敬もする。しかし、エッセイストという肩書きがありながら、書いたものをほとんど見たことがない人もいる。いったいナンなんだ、エッセイストって。

エッセイストの肩書きを持つのは、テレビでたまに見かける有名人。それも、そこそこ年齢もイッている人。大物感が漂っているので、テレビ局も肩書きをつけるのに困ったのだろう。ドラマや映画に出ているわけではないから「女優」でもないし、「タレント」だと何となく軽い。

そこで、たぶん、いや、絶対にテレビ局はその有名人にこう聞いたと思う。

「これまで雑誌や新聞に文章をかいたことがありますか?」と。テレビに出ているような有名人であれば、一度や二度はあるはずだ。書いたのはゴーストライターだったとしても。で、それを確認したテレビ局は

「では、肩書きはエッセイストということで」と。うん、そんな光景が目に浮かぶ。エッセイストはタレントよりも文化人っぽいので(笑)、有名人も納得するだろう。

エッセイに話を戻そう。25年間、この仕事をしているが、エッセイなんぞただの1回も書いたことがない。エッセイとは、「自由な形式で、気軽に自分の意見などを述べた散文。随筆。随想」のこと。うーん……。もう一度、問い合わせフォームと読んでみると、

「テーマはご自由にお決め頂き、綴って頂ければと思います。食や写真に限らず、ブログで綴っておられる様な事など、お任せ致します」と、あった。

考えてみると、毎日書いているブログもエッセイではないか。そう考えると、まったくプレッシャーはなくなった。昨日はデザイン待ちで時間があったので、書いてみようとPCへ向かった。すると、サクサクッと2時間以内に書くことができた。いやぁ、こんな仕事なら、毎日でもやりたいわー。

掲載は今年12月以降。決まりましたら、告知します。私、永谷正樹の初エッセイ(笑)、お楽しみに!