永谷正樹のなごやめし生活

「なごやめし」について書き綴ります。

お金で買えない幸せ。

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この前、詫びたばかりだが、すまぬ。また呑んでしまった。今回は終電前に帰宅したが、酔っ払った状態でこのブログを書いている。支離滅裂なことを書くかもしれないことを最初から断っておく。

昨日は午後からテレビの収録(写真)。ほとんど準レギュラーと化している、テレビ愛知『デラメチャ気になる!』である。例によって、ナビゲーター役を務める私がはるな愛さんと村上佳菜子さんを美味しいお店や注目すべきお店をアテンドするというもの。

今回は、私が取材で訪れた店だけではなく、普段から利用している店や思い出に残っている店も紹介させていただいた。テレビの仕事で何が楽しいかって、お店の方からとても喜ばれることだ。私はその店が本当に美味しくて、居心地が良いから紹介しただけなのに。

「ナガヤさんに足を向けて寝られません」とおっしゃった方もいた。まぁ、冗談だろうが。その方は、テレビで紹介したくなるほど、きちんと仕事をしているわけである。そこに自信と誇りを持っていただきたい。私は「語り部」に過ぎないのだから。

ロケバスで次の現場へ移動している最中に、三洋堂書店の副社長、亀割さんからメッセージをいただいた。そこには、

「唐突ですが、永谷さんが取材した名古屋の方で、この人は面白い!という方がいらっしゃったら教えてください」と、あった。あまりにも唐突すぎる問い合わせに、頭がぐるぐる。テレビの仕事モードになっているので、まったく浮かばない(笑)。

今回の収録は、自宅まで迎えにきてくれたので帰りは電車とタクシーになる。収録後、真っ直ぐ帰るのも何だかなぁと思っていたので、

「唐突ですが、亀割さんは今夜何か予定がありますか?」と返信した。すると、とくに予定は入っていなかったようで、ロケ終了後に合流してグラスを傾けた。

名古屋でも、いや、東海地方でも最大手の書店で副社長を務める亀割さんは、サラリーマンとしては頂点を極めたと言ってよいだろう。まったく、私のようなロクデナシとは住む世界が違うのだが、会うたびに私なんぞを褒めてくださる。それが嬉しい。

私はハナっからサラリーマンになろうとは思わなかった。と、いうよりは自分には無理だと思った。確かにサラリーマンの方が経済的には安定する。出世すればするほど給料も高くなる。その代わり、ときには自分のやりたくないこともやらねばならない。私にはそれがどうしてもできないから、サラリーマンには向いていないと思ったのだ。

亀割さんは私のことを「自由に生きている」とおっしゃるが、私にそんな自覚はない。ただ、一つだけ言えるのは、経済的な安定に価値を置いていないということだ。と、私が言うと、お金持ちの人は

「お金を持っているからこそ、味わえる幸せがある」と言うだろう。でも、お金で買える幸せというものに価値を置いていないのだから、そんなのわかるわけがない。お金は家族が食うに困らないくらいあればよい。

お金で買える幸せはゴールがない。例えば、高価な腕時計を買ったら、次はもっと高価な腕時計が欲しくなる。キリがない。仏教的に言えば、「我利我利亡者」だ。それよりも「武士は食わねど高楊枝」の方が数万倍カッコイイ。

あ、別に私は清貧をよしとしているわけではない。比較論ね。比較論。お間違えないように。では、お金で買えない幸せとは何か。それは貸し・借りの関係ではなく、人から必要とされることだと思う。もっと言うと、「オノレの存在だけで」誰かを喜ばせたときに感じる喜び。それはお金では買えない。

高価な服や時計、靴を脱ぎ捨てた、素っ裸の自分自身がどれだけ面白いか。どれだけ人に喜びを与えたのか。人としての価値もそこにあると思う。まぁ、金持ちの人からすればキレイゴトだわな。キレイゴト。キレイゴトの人生を生ききってやる。見てろ。