永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

ミーティングのち営業のちデモ撮影。

一昨日の夕方にデザインが送られてきて、〆切は今日の朝。結構、綱渡りのスケジュールである。取材を終えてから、前回のデザインを参考に下書きをしていたため、ものの2時間程度で書き終えて、昨日の夜に担当編集に送ることができた。

ってことで、〆切が目の前に迫っていた原稿をすべて片付けた。それにしても、めちゃくちゃ忙しかった。普段なら、月初めから半ばはヒマなのに。でも、ありがたいことだ。何の後ろ盾もない私にやりがいのある仕事を与えてくださる方がいることが本当にありがたいし、嬉しい。その期待に応えるべく、今月も頑張っていこうと思う。

さて、昨日の昼は、「メイク&フォト」の相棒、山村えり子さんと某所に「営業」へ行ってきた。あ、芸人の「営業」じゃないですよ(笑)。要するに、イベントの開催を提案させていただいたのである。これが実現すれば、「メイク&フォト」もさらなる飛躍を遂げるのは間違いない。

しかし、ネックとなっているのは、第三波が来ているといわれる新型コロナ。今、イベントを企画したとしても、これから先、感染の拡大がどのように広がっていくかわからない上に、春になれば収束するという保証もない。だから、「面白い!やりましょう!」と無責任に答えることができないのだ。

飲食店の皆様も、忘新年会シーズンを前に戦々恐々としていることだろう。先月あたりから、忘新年会のコース料理の撮影をさせていただいている。昨年は人数分の料理を大皿で提供していたが、一人用の器で出される。器の費用もバカにならないし、盛り付けも手間がかかる。

ところが、値段は昨年と据え置き。これで新型コロナの感染が拡大して、今年の4月や5月のときのように外出自粛となったら……。今も街の中に「貸店舗」の張り紙が目立つというのに、その数はさらに増えるだろう。私も飲食店と一蓮托生だから、決して他人事ではない。

「営業」へ行く前に、ランチがてら「メイク&フォト」の今後についてミーティングを行った。先日、一宮市木曽川町の『カフェ メールネージュ』で開催したイベントで、5回目となった。昨年12月からスタートしたので、隔月で開催していることになる。

回数を重ねてきたからこそ、お客様の傾向など見えてきた部分もあった。当初はまさか写真が苦手な方が来られるとは思わなかったし、お客様が自分のお母様を連れて来てくださることも想定していなかった。

また、『カフェ メールネージュ』のオーナー、遠藤由香里さんの音楽仲間にあんなにも喜ばれるとも思わなかった。もっとお客様に喜んでいただくには、さらには、まだ「メイク&フォト」を体験されていない方にどのように働きかければ参加してくださるのか議論するテーマはいくらでもある。

同時に、回数を重ねてきたがゆえに見えてきた反省点も多数ある。山村えり子さんにはないが、私は反省しきり。撮っているうちに、もっと喜んでいただこうと違うポーズを撮ってもらったり、構図やアングルを変えてみたりとサービスが過ぎるのである。

たしかにそれはお客様にとっては喜ばしいことかもしれない。しかし、「メイク&フォト」の入り口であるイベントで多くのポーズをつけて多くのシャッターを切ってしまっては、私たちが考えに考えた「メイク&フォト」のプランが台無しになってしまうことに気がついたのだ。そこで、近々、私たちが個人や法人から受注で行う「メイク&フォト」のプランを大幅に見直すことにした。

来月11日(金)と12日(土)に三洋堂書店新開橋店にて開催される「メイク&フォト」イベントでは、男性の参加もOKにした。このように、どんどん新しいことにもチャレンジしていこうと思っている。

「営業」終了後、伏見の白川公園で紅葉ポートレートのデモンストレーションを行った。しかし、紅葉はまだ色づきはじめたばかりだったこともあり、遊びながら撮影をしていると、アイデアが浮かんだ。そのときに撮影したのがトップにある写真。

ついでに、何枚かセレクトしたものを載せよう。って、モデルを務めてくださった山村えり子さんにもまだ見せていないけど、まっ、これも読者様のため。ひいては将来の「メイク&フォト」のお客様のため。きっと、彼女も許してくれるだろう(笑)。

歩きながら、喋りながら、気ままにシャッターを切る、ストリートスナップ風のモノクロ写真である。これもクリエイティブな趣味がある方やプロとして仕事をされている方には需要があると思う。「こんな写真を撮ってほしい!」という方は、私と山村えり子さんにお任せを。