永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

文化の喪失を阻止したい。

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ヤバイ。三連休明けから仕事がまったく入っていない。

いや、「まったく」というのは言い過ぎだな。取材や撮影の仕事が入っていないということである。私は自らのことを『取材屋』と名乗っているだけに、カメラを持たないカメラマンと同様に、取材の仕事がない『取材屋』ほど役に立たないものはない。

週末の27日(金)の夜から29日(日)まで京都、広島へ出張が入っている。今のところはそれくらい。

ってことで、どなたかお仕事をください(笑)。食事や呑みのお誘いも大歓迎です。あ、今はコロナの第三波が来ているな。仕事以外の外出は控えよう。

今日、テレビのニュースで大手企業の9割以上が忘年会を自粛すると報じていた。大手企業が忘年会を開かなければ、その下請けや孫請けの会社は開くだろうか。

第一波のときのように時短営業や休業要請を出すことはないと思うが、客が来なければ同じことである。飲食店の皆様は、本当に大変な1年だったと思う。

コロナ禍でオープンした店を取材することがある。ほとんどの店はテイクアウトメニューを用意しているし、カウンターやテーブルもアクリル板で仕切られている。飲食店も世の中の変化に合わせて替わろうとしているのだ。

昨年末までの忘年会、というか、盛り場で何軒もハシゴして朝まで飲み明かす、なんてことはもうできないのだろうか。忘年会だけではない。昨年は3月、4月の歓送迎会も行われなかった。このまま行けば、昨年と同じパターンとなる。

いかん。考えれば考えるほどマイナス思考になってしまうなぁ。でも、これから飲食店のあり方がどれだけ変わろうが、私は頑張っている飲食店を写真と文章で応援し続ける。私の力なんぞ微々たるものだが。

飲食店はそこで暮らす人々によって長年にわたって築き上げた文化なのである。それを報じるメディアのグルメ情報もまた文化の一翼を担っている。人気の飲食店がなくなるというのは文化の喪失なのだ。フードライターとしてはそれを何とか阻止したい。

私と縁のある飲食店の皆様、これまで歯を食いしばって頑張ってきたと思いますが、もう一踏ん張りです。一緒に乗り越えましょう。

 

※写真は、小牧市のあんかけスパ専門店『めりけん堂 小牧店』の「めりけん堂セット」。昨夜は女房と2人だったので食べに行ったが、コロナの第三波が影響しているのか、客はいつもより少なかった。