永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

ナガヤ史上ベスト3に入る肉。

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まず、告知から。

三菱UFJニコスカードの会員情報誌『PARTNER』2020年12月号のRESTAURANT NAVI「世界に誇る和牛の奥深き世界」にて、名古屋のページの取材・撮影を担当させていただきました。

紹介したのは、名古屋・錦3丁目にある『和牛焼肉 ワンダフィレ』。

www.wonderfillet.com

ここで扱うのは、オーナーが厳選した黒毛和牛。取材時は宮城・仙台牛のシャトーブリアンやサーロインをいただいたのだが、これがナガヤ史上ベスト3に確実にランクインするほど旨かった!しかも、肉を熟知した「焼き師」の肩書きを持つスタッフがいちばん美味しい状態に焼いてくれるのだ。

『PARTNER』で紹介するのに相応しい店だと思う。ゴールド以上の会員に届いていると思うので、是非、ご一読いただければ幸甚である。ちなみに私も三菱UFJニコスカードを持っているが、フツーのカード(笑)。しかも、普段使っているのは、R天カード(笑)。

ちなみに、ナガヤ史上ベスト3に入る肉は、今から20年ほど前に取材した大阪・心斎橋の『韓八亭』という焼肉店の神戸牛。オリックス時代のイチローも食べに来ていたそうで、プロ野球選手はこんな旨いものを食べているのか!と、本当に羨ましく思った。

まだ店があるのか調べてみると、食べログには「掲載保留」とあった。おそらく、もう潰れてしまったのだろう。残念だ。

あと、これも20年以上前の話になるが、『宝島』の取材で行った神戸の老舗ステーキ店『みやす』の神戸牛のステーキも最高に旨かった。ここも調べてみたところ、まだ営業していた。

miyasu-kobe.com

たしか、暖炉のような焼き場があり、串を刺した分厚い肉を薪で焼いてくれた。ステーキなのに、ソースはかかっておらず、味付けは塩・コショウとバターのみ。聞いてみると、「せっかくのイイ肉がソースをかけると台無しになる」とのことだった。

実際に食べてみると、おっしゃっている意味が死ぬほど理解できた。本当に何も要らないのだ。バターさえも要らないと思った。それだけ肉の味そのものがしっかりしているのである。

値段を聞いて、またまた驚いた。私が取材・撮影をしたのは、たしか特選の「ヘレ」だったと思う。200グラムで¥15,000だった。今は値段が上がっていて、HPには¥20,000とあった。これ以来、ここまで高級な肉を食べたことはない。

『韓八亭』も『みやす』も訪れたのは30歳になるかならないかくらいの頃である。取材とはいえ、若い頃から旨いものを食べてきたのだ。その経験があるからこそ、多くの料理人と知り合うことができたし、今の自分があると思っている。そんなオイシイ仕事を振っていただいた当時の担当編集にはいくら感謝しても足らないほどだ。