永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

Facebook。

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Facebookをやめてから2ヶ月が経った。その間、「Facebookでナガヤさんの投稿が見られなくなって寂しいです」というメッセージを数名の方からいただいた。また、今年いただいた年賀状にもそのようなことが書かれていた。

Facebookのアカウントは削除していない。「休止」の状態であり、IDとパスワードを入力すればいつでも復活できる。メッセンジャーが使えなくなってしまうため削除していないのだ。

と、いうのは、理由の一つであるのは間違いないが、アカウントを削除しないのは、私自身のFacebookへの「未練」である。とはいえ、今のところ復活する気はさらさらない。

Facebookを休止してから、思いっきり生活が変わったのだ。とにかく、たくさんの時間ができた。とくに夜。これまでFacebookに費やしていた時間を仕事やこのブログの執筆に充てたり、テレビや映画を観たり、本を読んだりしている。私にとってはとても豊かな時間。

スマホのFacebookアプリも削除したので、スマホを見ることも少なくなった。おかげでギガがまったく減らない。私はドコモの60GBまで使えるギガホ(iPhoneとiPadをそれぞれ30GBずつ使用)を契約しているが、それを見直さねばならない。

ただ、デメリットもあることは、ある。最近の飲食店は、公式HPの代わりにFacebookやインスタで情報発信をしているケースが多く、取材のアポを取る際に、メッセンジャーを使って連絡することができた。

取材先もメッセンジャーから私のFacebookを見れば、私が何者なのかわかるし、共通の「友達」もいるかもしれない。それができなくなったのだ。まぁ、電話をすれば済むことなのだが。

Facebookを休止していちばんよかったのは、時間ができたことで物事を深く考えるようになったことだろう。Facebookは、自分の考えていることや取り組んでいることを発信するには最適なメディアだろう。私のような地方カメラマン(ライター)は、マストだとも思う。

しかし、情報を発信する相手は「公開」に設定していても、読んでくださるのも、レスをいただくのも「友達」が中心となる。すると、どうしても「友達」の存在を意識した投稿になってしまう。

ときには「『友達』がどう思うだろうか?」という観点で投稿してしまう。スマホを見る時間も増える。道具であるはずのスマホに使われているような錯覚に陥る。本当にバカすぎる。そう思ったから、やめた。

断っておくが、Facebookをやっている人をディスるつもりは微塵もない。上手に活用できる人は、どんどんすればよい。私には無理、という話だ。

Twitterとインスタは放置している。インスタも飲食店の公式HPの代わりになっているケースもあるので、アカウントの削除は考えていない。Twitterは有益な情報もあるので、見てはいる。たまに気が向いたときに呟いてみようかと思うものの、なかなかその気にはならない。やはり、私にはSNSは向いていないのかもしれない。