永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

足底腱膜炎。

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一昨日、昼食を食べに行こうと思い、玄関を出た瞬間に左足のかかとに激痛が走った。この痛みは初めてではなく、長時間立ちっぱなしだったり、歩き続けると同じような痛みを感じていた。

しかし、ここまで激しい痛みはなかった。痛みを堪えながら車に乗って、近くの喫茶店で食事を済ませた。本当はそのまま喫茶店で仕事をするつもりでいたが、あまりの痛さに集中できないと思い、早々に帰宅した。

かかとに体重がかかったときがいちばん痛く、まともに歩くことすらできない。それでも〆切が迫っている原稿を何とか書き上げた。

いつもはお風呂に浸かりながら、足の指や足首のストレッチをすると痛みが和らぐ。そして、しっかりと寝ると痛みは消える。一昨日は普段よりもゆっくりとお湯に浸かって、身体が温かいまま床に就いた。

ところが、痛みは消えるどころか強くなっていた。何しろ、痛みで目が覚めてしまったのだ。起き上がろうとしても、左足に少しでも体重がかかると激痛が走る。階段の手すりにしっかりと掴まりながら3階の寝室から2階のリビングへ何とか移動することができた。

普段は着替えてすぐにコーヒーを入れるのだが、昨日はガスファンヒーターの前にしゃがみ込んでしまった。来週は取材や撮影が入っていないものの、このままずっと痛みが引かなかったらどうしようと不安になってきた。いや、それよりも今のこの痛みをなんとかしたいと思い、病院へ行くことにした。

朝イチだったので、15分くらいで案内された。診察後にレントゲンを撮り終えると、再び名前を呼ばれた。医師はレントゲン写真を見ながら

「かかとから土踏まずに“足底腱膜”という膜がありまして、そこが炎症を起こしていると考えられます。足底腱膜炎(そくていけんまくえん)といって、マラソン選手に多いのですが、加齢も原因になります」と説明をしてくれた。

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痛みをとるには、私がそれまでやっていたストレッチくらいしかなく、自然に治癒するのを待つしかないという。痛みがひどい場合は、足の形に合わせたサポーターを作ってくれるというので、それをお願いした。来週、また病院へ行かねばならない。

帰宅後も痛くてPCに向かう気力も無くなってしまった。昼食を食べてからは睡魔に襲われて、仕事場のソファで1時間ほど眠った。目が覚めると、あれほど痛かったのがウソのように痛みは和らいでいるではないか。

体重をかけると少し痛むものの、わりと普通に歩けるようになった。原稿書きの遅れを取り戻そうと、15時くらいから集中して書きまくり、何とかこの日のノルマはクリアすることができた。

年をとると、身体のあちこちにガタがくる。それはわかっていた。でも、この年でくるとは思わなかった。いや、目を逸らしていただけかもしれない。老いと共存していかねばならないのだ。