’95年にフリーとなってからずっと主戦場は雑誌だった。ここ2、3年でネットへ完全に移行した。とはいえ、Webメディアの編集担当は、雑誌の仕事で長年にわたってお世話になっている方ばかり。
雑誌編集者の仕事とは、売れる雑誌を作ること。Webメディアの場合は基本的に広告収入で成り立っているから、編集者は良質なコンテンツを生み出すことが仕事だといえる。
音楽がレコードからCD、CDからネット配信へと移行しても、優秀な音楽プロデューサーの仕事は変わらない。同様に優秀な雑誌編集者は、同時に優秀なWebメディア編集者なのである。
私はカメラマンとしても、ライターとしても優秀ではないが、'02年から専門分野を「食」として仕事をしてきた。それがよかった。50歳を過ぎた今でも仕事をさせてもらっているのは、専門分野を持っているからだと思っている。
先日、こんなツイートを見た。
【フリーランスの働き方について】
— みれい|取材・PRライター (@rine_019) 2021年4月3日
フリーライターになって、9年目を迎えますが私は2年ごとに仕事のあり方を見直しています。メディアや担当者さんが入れ替わることもあります。いい記事を書いていても会社の方針が変わり、仕事を失うこともあります。大事なのは執着しすぎないこと。手放すことを→
「みれい|取材・PRライター」さんがおっしゃるように、定期的に仕事のあり方を見直した方がよい。私は何も考えず、流されるままに40代後半まで過ごしてしまった。このままではイカンと思い、仕事のあり方と、もう一つ、自分自身を見つめ直すことにした。
仕事のあり方と自分自身を見つめ直すこと。大袈裟に聞こえるかもしれないが、それがこのブログである。揺れ動いて不安定な自分の気持ちを包み隠さずに書くことで整理してきた。
それがなかったら、たぶん雑誌の仕事に執着していたと思うし、食っていくために異なる分野の仕事も請けていたかもしれない。
新年度となり、自分の周りでいろんなことが動き始めている。不安な気持ちもあるが、それ以上にワクワクしている。おそらく、これから携わろうとしている仕事は、雑誌やWebメディアと同様に、私の主戦場になるだろうと思っている。
詳しいことはまだ書けないが、時期が来たら必ず告知するのでしばしお待ちを。