永谷正樹、という仕事。

フードライター、カメラマンの日常を書き綴ります。

焦燥感から期待感へ。

f:id:nagoya-meshi:20210420224010j:plain

そういえば、今月で52歳になる。ブログを再開しはじめた3年前は50歳になることに焦りと不安でいっぱいだった。自由に生きたいと思って写真や文章の仕事を選んだはずなのに、ちっとも自由ではないと思った。そして、気持ちを整理するためにブログを書きはじめた。

これまでの仕事に対する考え方や取り組み方などすべてを否定するところからはじめた。結果、カメラマン、ライターになったという事実だけが残った。ならば、カメラマン、ライターとして自分はどう生きるべきか。オノレと向き合い、自問自答を繰り返した。

きっと、当時のブログの記事を読まれた方は、「50歳にもなって情けないヤツだ」とか「クソみたいな人生だな」、「女々しすぎるわ!」、「死んでしまえ!」と思ったことだろう。いや、申し訳ない。

あれから3年。理想とする自分にはまだまだほど遠い。それでも、一つ実感したことがある。それは、善いことはもちろん、悪いことでさえもすべての人や物、事はそのときの自分にとって必要だから現れるということ。そして、不必要になったとき、自ずと自分の前から姿を消すということ。

この3年間で私の仕事も大きく変わった。私でなくても誰でもできる仕事は来なくなり、私だからとオファーをくださるメディアやクライアント様が少しずつ増えていった。本当に感謝しても足りないほどだ。

雑誌や新聞など紙媒体の仕事はほとんどなくなってしまったが、それも今の私にとって不必要なのだろう。ネットメディアの記事は、紙媒体よりも文字数が多い。以前の私なら苦痛しか感じていなかったと思う。これも毎日ブログを書いているおかげで3000文字くらいならまったく苦にならなくなった。

ネットメディア以外の仕事のオファーも数多くいただいている。まだ具体的にアナウンスすることができないものの、新たな仕事はこれからの私の人生を大きく左右すると思っている。

焦燥感ではじまった50代が今、確実に期待感へと変わりつつある。

 

※写真は定期訪問している(笑)愛知県春日井市『圓家本店』のチャーハン。インスタに#チャーハン #炒飯 #圓家 #圓家特製チャーハン #春日井ランチ #春日井グルメ というハッシュタグとともに載せたら見知らぬ方から「いいね!」を沢山いただいた。インスタはこうやって楽しむのね(笑)。